購入価格:¥4,000×2(前後)
※ローターは除く。
※ローターはShimano XT/Saint Disc Rotor Centre Lock RT79を使用。
8年前に購入したMTBをドロップハンドル化を始め、あれこれいじってきた。
一応、大きな変更としては、多分、これが最後だと思い、ディスクブレーキ化敢行。
そのMTBのパーツ交換の変遷は、以下のとおり。
『[MTB] GT CHUCKER 2.0(03)』
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=8007&forum=49『Salsa CroMoto Rigid フォーク(ブラック オプション1)』
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=8999&forum=6『SKS Beavertail Mudguard』
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=9109&forum=97『[手組み] KINLIN XM-250+Shimano Alfine DH-S501+DT チャンピオン 2.0ストレート』
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=9007&forum=29『[手組み] KINLIN XM-250+Shimano XT FMH-785+DT チャンピオン 2.0ストレート』
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=9009&forum=29 ホイールをディスク対応ハブで組んだのは、いずれディスクブレーキ化したかったからだ。
ハンドルバーはドロップ、ブレーキレバーはRL520を使いたいので、ワイヤー式ディスク。
しかし、ワイヤー式ディスクブレーキは、今では選択肢が多くない。
通販も含め、お店でも探してみるが、そもそもお店では在庫として置いてあるケースがほとんどない。
ないのだが、近所の店で(お店の方は快く思わないだろうが)「この箱の向こうには何があるのかな」と漁っていると、なんとワイヤー式ディスクブレーキが。
箱にはSHIMANO BR-545Mとある。
店員さんに訊くと、シマノに注文してから入荷するまでかなりの時間がかかってしまい、長期在庫になってしまったようだ。
付属のディスクローターは6穴式のため、キャリパーだけ欲しい旨話すと、それも対応していただける。
取りあえず取り置きを頼み、その日は帰宅。
ネットで調べた限りでは、ワイヤー式ではシマノ最高峰。
パッドはXTRと共通。
難点は引きが重いことだが、対処法もなくはない。
早速、購入したいと伝え、無事、我が手に。
キャリパー入手後、ワイヤー長アジャスタを自作した。
「自作インラインワイヤーアジャスター」
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=8653&forum=106#forumpost15340 さて、では、取り付けです。
取り付け自体は、キャリパー用ステーにボルト止めするだけ。
ただ、フロント用とリア用は取り付け金具の形状が異なるので、間違えないように。
フロントフォーク、フレームへの取り付けボルトを締め付けた後は、ブレーキレバーを握り左右のパッドがディスクを挟んだ状態にして、そこでキャリパーとキャリパーサポートとの取り付けボルトを締め付ける。
これでいい筈なのだが、実際に走ってみると、ディスクとパッドの引きずり音がする。
この方法だと何度調整しても引きずりが発生するので、目視で左右のパッドとディスクの隙間が均等な位置にキャリパーを固定し、左右からパッド位置調整ボルトを締め込んでみる。
走ってみても、引きずりはなし。
一応、これで完了。
当初、使用していると、どうにもブレーキレバーが重い。
ネットで調べて事前情報があったとは言え、ブレーキをかけるのが億劫になるほどに引きが重い。
ワイヤーの取り回しはできるだけ短く効率的にした筈だし、インナーワイヤーには薄くグリスも塗って組み付けた。
ピストン位置をできるだけディスクに寄せ、少なくとも引き量は減らした。
効きも甘い。
これなら、Vブレーキの方が外周部に近いリムを掴むだけ効きもダイレクトではないのか、と言いたくなるほどだ。
それでもしばらく乗っていると、段々に効きがよくなってきた。
「あたり」が出る、とはこういうことを言うのだろうか。
Vブレーキやキャリパーブレーキでは、こんな効きの変化を感じたことは、なかった。
引きの重さは、少しましになった程度だが、それでも取り付け当初よりはかなりよくなった。
「あたり」が出ると、ダイレクト感も感じるようになった。
雨が降っても、Vブレーキのようなリムとシューの滑りを心配する必要もなくなったのは、とてもありがたい。
ただし、雨が降ると、ブレーキの鳴きは盛大に発生する。
ディスクローターが震え、フレームやフロントフォークと共振し、フォーンと鳴く。
Vブレーキのキキーと言った耳をつんざく不快な音ではないが、初心者の管楽器の練習みたいなフォーンは周囲に響き渡るので恥ずかしい。
総じて言えば、悪くない。
いや、いい買い物をしたと思う。
価格評価→★★★★★(値引きしてもらえたので)
評 価→★★★★☆(ワイヤー長アジャスタがデフォルトで付属していればなぁ)