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ここはベルギーのブリュッセル(フランス語では「ブリュクセル」と発音します)。フランスのパリからは北駅(Gare du nord)発の急行列車、「タリス」(Thalys)に乗って約一時間半の距離にある小さいながらも美しい都市である。悪魔を打ち倒す大天使ミカエルの銅像がてっぺんにあるブリュッセル市庁舎、二年に一度80万本のベゴニアに埋め尽くされる大広場グラン・プラスや、オシッコでブリュッセルの街を火事から救ったとされるマネキン・ピスこと小便小僧などで有名なこの街はグルメの街でも知られ、特にムール貝はオススメである。ビールもうまい。大体アルコール度数14度くらいの地ビールが多く、特にビール好きではない私でもおいしくたくさん飲めた。
だがこれを読んでいるあなたは、こうした説明には全く興味がないかもしれないw
しかしベルギーはあのエディ・メルクスを生んだ国である、といえば少し興味を持たれるだろうか? Eddy Merckx。この"Merckx" という綴りは変わってますね。少なくともフランス語由来の名前ではなさそうです。フラマン語系でしょうか? あとトム・ボーネン。彼もベルギー出身ですよね。ベルギーは自転車大国。街にも数多くの見慣れない軽快車がたくさんありました。もう一つ、COFIDIS。Le credit par telephone (電話クレジット)のあのCOFIDISです。あれは確かベルギーの会社だったような気がします。
では本題。ブリュッセルの街を散歩していたら、なんとvelib' (ヴェリブ)を見かけました! これはベルギー版velib' !
「velib' (ヴェリブ)って何?」という方は、まず本家のこちらについてご一読あれ。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=4636&forum=124ブリュッセルのヴェリブはこんな感じでした。
左側にフラマン語、右側にフランス語が書かれています。
説明はフランス語・フラマン語・英語の順番です。
どうやらパリの本家ヴェリブ同様、広告代理店のJCDecaux(ジーセードゥコー)が絡んでいるようです。
ステーションとの接合部もパリのヴェリブと全く同じでした。
変速も本家と同じシマノのNEXUS。これはパリのヴェリブを自転車からシステムから何から何までほとんどそのままブリュッセルで横展開したのかもしれないですね。なかなか賢いですね。
これはパリだとBorne(ボルヌ)と呼ばれるターミナル。かたちもそっくりですよね。URLが書いてます。以下、ご興味のある方はアクセスしてみてください。
http://www.cyclocity.be/登録画面。フランス語・フラマン語・英語の三ヶ国語対応でした。
NLと書いてあるのは、オランダ語ということです。ベルギーとフランス北部(ベルギー寄り)で話されているオランダ語をフラマン語といい、フラマン語ではフラマン語のことをVLAAMSといいます。あれ、聞いたことあるような? そう、橋川健選手のブランドですね。先ごろ引退した三船雅彦選手もベルギーで活躍していたのでしたっけ? 日本のプロサイクリストともゆかりの深い土地ですね。
こんな感じで、さりげなくそこここにヴェリブステーションが点在しています。パリほどたくさんはなかったような気もしますが、何箇所か見ました。
で、肝心の乗り心地はというと・・・残念、実は私、ブリュッセル滞在中は風邪気味で時間も潤沢になかったため、トライしませんでした。それに見た感じはパリのヴェリブと同じ。乗り味も一緒だろうと思って、乗りませんでした。そのため評価はしませんが、全く同じようなシステムが隣国で展開されているのは面白かったですね。皆さん、ブリュッセルに行かれたらぜひ乗ってレビューしてください。
価格評価→乗れなかったので評価なし
評 価→乗れなかったので評価なし