購入価格 ¥3,213+745(別売りチェーンツールヘッド)
拙レビューにて駄作と一蹴した「TOPEAK ラチェット ロケット」の後継と言う位置づけらしい。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=4497&forum=82今更カミングアウトする必要も無いと思うが、自分はTOPEAK製品が好きだ。大好きだw
裏切られても裏切られても買ってしまう不思議な魅力。
裏切られるたびに罵るのだが、新製品が出るとつい気になってしまう。
まさに腐れ縁と言うか、愛憎渦巻くと言うか、ルパン三世と峰不二子と言うか。
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上述の前モデル、自ら「精密感溢れる『作品』」などと宣伝しているにも関わらず、「作品」とは程遠いものだった。
よって「駄作」と言い切らせて頂いた。
「作品」などと言わなければ、ビット精度にやや不満はあるものの、使えるツールとして星4つを付けていただろう。
では後継機のこのRXでどうなったか?
TOPEAKの日本向けHPが未だ2008年版の中、ネットあさひにさっさと入荷していたのでw、早速購入してみた。
ちなみに本家は既に更新されており、掲載されている。
www.topeak.com2009年新製品にはMTB用のフラッシュスタンドFATなんてものがあったり、相変わらず気になってしまう(性懲りも無く)
あさひでは相変わらず「作品」と言うコピーを使っているようだが、これは単に前作のコピペにすぎない。
TOPEAKが、と言うか輸入元のマルイがどう宣伝するかはまだ分からない。
なので、「作品」では無いと仮定して、いや信じてwレビューする。
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パッケージを開けるとツール本体とソフトケースが現れる。
これはソフトケースにツールを入れたところ。
前作ではプラケースに収められていたが、実用を考えるならどう考えても本作の方が上。
で、これが実体。
ちょこっと顔を出しているのが別売りのチェーンツールヘッド。
顔を出している袋部分に納めることが出来る。
セット内容は前作とさほど変わらない。
チェーンツールヘッドが別体なのを除けば、2.5mmと8mmのHEXが増えた。
タイヤレバーをスライド式で本体へマウントするようにしているのはいいアイデア。
前作でケース側のタイヤレバー収納用爪が速攻折れたのとはエライ違いw
但し、タイヤレバーのスライディング、ラチェットツールの取り外し、ビット収納部の蓋の開け閉め、全てがいささか固すぎる。
あと、蓋が黄色いのは格好悪いと思う。最初から黄ばんでいるようだw。素直に前作同様クリアーで良かったのに。
前作と比べるとこうなる。
チェーンツールを省くのと、スライディング式タイヤレバー収納で、上手くコンパクトにまとめている。
そもそも、知恵の輪的にコンパクトさを追求するのはTOPEAKの得意技だ。
ラチェットツール・ビット(2個増えているが)・タイヤレバーは前作と同じもの。
自分は前作を本作のスペアとして使えると言うわけだw
ただ、タイヤレバーは前作が艶消し、本作は艶有りとなっている(右:前作、左:本作)
自分はパナのレバーを別に持ち歩いているから関係ないのだが、好き嫌いで言うなら艶消しの方が好きだ。
使わないけど早速取り替えておこうw
ツールとしての根幹を成すのはこのラチェットツール。
ラチェット感が安っぽいが、ちゃんとロックがついて両回転に対応しているのはエライ。
ビット精度は相変わらずの不安感だが、使えないわけでは無い。注意して使わないとナメそうなのは確かだが。
(ラチェットツールだと「押し」が弱くなるので、その分ビットの精度に拘っている)
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さて、コンパクトさを追求した結果、別体となったチェーンツールヘッド。
これは本体の5mm固定HEXに挿して使う。
ただ、これは本当に挿すだけ。固定はしない。
無論、それでも問題は無いのだが、固定される方が安定して良かったと思う。
まだこれで切ったり繋げたりしたことは無いが、間違いなく使える。
断言の根拠はこれ。
スーパーチェーンツール
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=2208&forum=82これのヘッドと全く同じ。軸が付いているか5mmHEX雌穴が付いているかの違いでしかない。
で、スーパーチェーンツールの方なら使ったことがあり、全く問題ないことが分かっている。
要するにこのツール、今までの資産を流用して出来上がっているわけだ。
(ちなみに、エイリアンXSでも同じものを使用している筈)
ひとつ、大変感心したのがこれ。
チェーンピンのコンパートメントが用意されているのである。
1本しか持ち歩けないが、1本持ち歩ければ十分だろう。
押し込むだけだが、ちゃんと固定される。これなら紛失することも無い。
チェーン切りが付いた携帯ツールには、全てに用意して欲しいアイデアである。
まぁ、自分はミッシングリンクを使っているので、あまり関係ないのだけれどw
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単体だと前作より1,000円程度安い。が、チェーンツールヘッドを付けると似たような値段になる。
実売4,000程度する携帯ツールを高いと思うか安いと思うかは出来次第という事になろう。
携帯ツールとして見た場合、少なくとも前作より完成度は上がっている。
あとは「作品」と言い出さないのを願うばかりであるw
価格評価→★★★☆☆ 個人的には決して高いとは思わない。
評 価→★★★★☆ 「作品」とか言い出したら2に格下げw
実測重量
単体 120g
ケースに本製品とチェーンツールヘッドを入れて計測 165g
結構軽い方だと思う。