購入価格: ¥864 (税込)
標準価格: ¥864 (税込)
『ロードバイクに最適なコンパクトなサイズで、フレックスタイトの固定力も抜群。ただし音は小さめ』
■ スポーティーな見た目と塗装を考慮して選んだベル
GIANT DEFY1 DISCには最初からベルが付属するが、サイズが大きくてロードバイクには似合わないような気がした。早く交換したかったが、なかなか自分のイメージに合うようなベルは見つからなかった。クロスバイクに取り付けている「GIANT MTB BELL」も検討したが、ロードバイクに付けるには意外に大きく、出っ張りが目立ってしまう。
ある日、ショップのベルのコーナーで私の目に留まったのが「CATEYE OH-2400」だ。コンパクトなボディはスポーティーだし、フレックスタイトの固定力の高さは体験済み。しかも、わんのネジを外して、好みの色に塗装できそうだったので購入することにした。
CATEYE OH-2400
■ ライトやサイコンと同時に取り付け可能
CATEYE OH-2400のボディは、他のスポーツタイプの小型ベルとほぼ同様の作りで、真鍮製のわんに樹脂製の打ち子で弾くタイプのものだ。打ち子の角度を変えられる点も他のベルと共通する仕様だ。
最大の特徴は、CATEYEのライトにも用いられる「フレックスタイト」で固定することだ。ダイヤルを回して高い固定力が得られるだけでなく、同社のフロントライトやサイクルコンピューターと一緒に取り付けることができ、ハンドル周りの省スペースを実現する。
カラーはゴールド、シルバー、ブラックの3色だ。私はクリアーブルーをスプレーしてメタリックブルーにするためにシルバーを選んだ。実はこのベルのシルバーは、ゴールドを塗装してできたものだ。おそらく、ゴールドは真鍮の地金の色をそのまま生かしているのだろう。
真鍮製のコンパクトなわん (左)、フレックスタイト (中央)、わんの裏側 (右)
■ やはりフレックスタイトの固定力は抜群
実際にOH-2400を取り付けて試してみると、やはり際立つのがフレックスタイトによる固定力の高さだ。クロスバイクに使っている「GIANT MTB BELL」は、ストラップの固定力が弱く、打ち子を引く際にベルが動くことがあった。現在は結束バンドで固定しているが、これでもまだ動くことがある。フレックスタイトの確実な固定なら、緊急時にベルを鳴らそうとして、打ち子と共にズレることはないだろう。
フレックスタイトでハンドルバーに固定。CATEYEのライトと同時に装着も可能
■ ハンドルバーにすっきり取り付けられる
OH-2400のコンパクトなサイズは、ロードバイクの見た目に大きく貢献する。わん自体も小さいが、打ち子が取り付けられている樹脂製の台の高さが低く抑えられているおかげで、ハンドルバーに取り付けてもベルの出っ張りが目立ちにくい。
心配だったのはフレックスタイトの存在感だが、ダイヤルの部分をベルの裏側に隠せばそんなに目立たないし、ベルトの部分もハンドルバーのブラックにうまく溶け込んでくれた。すっきりした見た目を実現するベルとしては、OH-2400は好印象だ。
ロードバイクの好みの位置にすっきり取り付け可能
■ 音色はきれいだが、音量が小さい
真鍮製のわんによるキーンという高い音色はとてもきれいだが、わんの小ささが影響しているのか、音が小さすぎて緊急時には心許ない。ベルはむやみに鳴らすものではないことは重々承知しているが、安全への貢献を考えると、もっと音が大きいベルを取り付けたほうが安心だ。
とはいえ、ベルを鳴らす機会はそう多くはなく、緊急時にはブレーキレバーを引いて減速したり、回避行動をとることが最優先になる。そういった意味では、このベルでも十分に役割を果たすともいえる。
GIANT MTB BELLのわんの外径は32mmに対し、OH-2400は23mm。サイズの違いが音量に影響しているかもしれない
■ CATEYEらしい品質の高いベル
CATEYE OH-2400は、品質、サイズ、固定力、アイデア、音色など、どれを取っても満足感が高い。ただ、このベルを選ぶ際には、音が小さいことは覚えておいた方がいい。状況や場所によっては、このベルの音量では小さすぎると感じる人もいるかもしれない。個人的には音の小ささはちょっどだけ不満だが、すっきりした見た目と高い固定力はとても気に入っている。
現在は塗装して使用中。とても愛着のあるベルになった
価格評価→★★★★☆ (他のスポーツベルよりもちょっと安い)
評 価→★★★★☆ (音は小さめだが概ね満足)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→25g