購入価格 ¥2510
光源 赤色LED 5灯(400cd)
モード 点灯、点滅1、点滅2(チェイスフラッシュモード)
仕様 オートセンサー、バッテリーインジケーター
使用時間
(充電式バッテリー※1)
点灯:約5.5時間
点滅1/オートセンサーモード:約40時間
点滅2:約200時間
電池 リチウムバッテリー(300mAh) 充電時間2時間
サイズ 68.0×24.0×19mm
重量 22g
マイクロUSBケーブル付属
点灯/点滅/ランダム/オートライト/ 電源オフ
スイッチ長押し:バッテリー インジケーター表示
生活防水
グレーのレンズプロテクターを装備し、小石などからレンズをガード。
また張り出したレンズはサイドからの視認性も確保しています。
付属の別体のシリコンブラケットを使用し縦方向、横方向に取り付け可能です。
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CROPSのコンパクトながら多機能なUSB自動点滅テール。
明るさ400cdは前照灯のほうの合格基準レベルであるが、テールで言うと中以上の明るさではあると思う。
ただし手持ちの1500円クラスのテールライトと比較すると特に明るいという印象はない。
前照灯と違いテールは長い時間見る可能性があるので、
目に刺さるほど眩しいテールは個人的には好きではない。
無法者を注意する場合にそんな明るいテールが欲しいと思うことがある、ぐらいだろうか。
2AAAのテールライトが1500mAhで200h点滅
本品が300mAhで40h点滅
と思えば消費電流は同じであり、
そう明るさは変わらないのだと思う。
チェイスフラッシュモードは常時どれか1つのLEDで点灯し往復しているので、
厳密な灯火基準に照らし合わせてもOKだろうか?
自動点滅+チェイスフラッシュモードは選べないのはちと残念。
ただ、充電池+200hも点灯するとあれば節約する理由は無いので
そうしたいならチェイスフラッシュモードで点けっぱなしにすれば良いだけか。
取り付け位置がブラケットの都合上水平にセットしたりできないが、
シートポストに装着した感じではかなり遠方からでも視認できるので特に短所にはなりえないと思う。
ざっくりと90°程度の照射角はあると思うので、シートステーに装着しても視認性は大丈夫そう。
使っててちょっと気になったのが、
「オートモードONでも自動でOFFになる可能性がある」ようで、
オートモード設定中だったはずなのにトンネルで点灯してない!?という事になったりした事があった。
(ボタンを押したら点灯モードにあった=直前のモードはOFF)
オートモードの設定しなおしはボタン4回押しなので、再設定もいちいち面倒に感じる。
また、何分放置するとOFFになってしまうかも不明で取説などにも記載が無いので、時間でOFFになる事は無いように思える。
テストの結果1時間程度の無操作であれば自動モードは維持されたけど、
振動などで勝手にOFFに切り替わってしまった可能性があるので今後検証したい。
対処として走行中トンネルが見えたら明暗センサーを手で覆って振動を与えて作動するか確認したりしたほうが良さそうだ。
自動点滅モード中である事を意味する黄LEDの点灯は初回の30秒のみなので、
以降は試しに作動させるか設定し直すかしないと
自動点滅モード中であるかどうかの確認はできないので。
シリコンブラケットを使わずベルトループに装着する場合は、
クリップの差し込み幅が広めで抜け落ち対策も緩いので、
薄いベルトループに装着した場合落下する可能性があると思う。
ブラケットはシリコンのが1つ付属するのみなのが微妙なところで、こいつの適応幅が一体何mmなのかもどこにも明記されていないが、
φ22.2mmだと若干緩めでそれ以下はスッカスカで無理臭くて、
φ27.2mmだとちょっと強めにテンションが掛かる感じなので、
これよりも太いシートポストへ装着した場合は、より早い段階でブラケットがちぎれると思う。このへんもダメなところ。
これだけコンパクトならシートステーに装着したいと思う人も多いはずなのに、付くほうが珍しいってなんだそりゃ。
シリコンブラケットはプラスチックのS字フックで連結するが、なんかの拍子に落として失くしそうだけど、
これだけは補修パーツが用意されていた(シリコンボディライト用フック ZP-SJ001)
シリコンブラケット自体の補修パーツは無いのかな?
試しにバイクガイライトホルダのベルクロの通ってる穴にちょっとグリグリねじ込めば(クリップ折れ注意)本体を合体可能だったので、
ブラケットがちぎれたりしてもベースがクリップタイプなのでゴム板とリピートタイを組み合わせる等の方法もあり、どうとでもなりそうだ。
流行りの(?)サドルレールマウントも付属してたら良かった。
MOONのCOMET(=BB BoroのCM1.0)はそのへんはしっかりしてそうなんだけど、
明るさの代償に点灯時間が短くこれよりやや高額である。
デザインはUSBデモルで自由度が効かせるはずなのに
単4電池が1本入ってるようなダサいものである。色も敬遠されがちなグレー/ブラックの一択というのも厳しいところ。
ただ、猫目の乾電池モデルよりはデザインはマシかw
スイッチはシートポストに横向きにマウントした場合は乗車中もにノールックで容易に操作可能なので、
自動点滅機能が無くても良かったような気がしないでもない。
明暗センサーは本体裏スイッチのすぐ隣にあるので、シートポストに縦向きマウントしたほうが
恐らく反応しやすくなると思うが、
その場合は乗車中のスイッチ操作はやり辛くなると思う。
やる人はまず居ないと思うが、フロントフォークにマウントすると対向車からの光が明暗センサーに当たってしまい点灯しない事があった。
センサー自体の感度は良いが、、日中でも照明のあるトンネルに入ればまず点灯するものの、
曇天+日没時間ぐらいでは点灯しないので暗さで言うともうちょっと明るい時にでも点灯して欲しいといったところ。
センサー部分を一部テープなんかで覆えば感度調整できるかもしれないが、
そんな感じなので、林道っぽいところに入るなら予め点滅モードにしておいたほうが良さそう。
USB充電テールの不安要素といえば
・点灯時間が短い
・高価
・作りが悪い
・自動点滅機能が無い
・電池容量が不明
・照度スペックが不明
上記だけでほとんどのライトはふるいにかけられてしまう。
本品はこれらをほど良いバランスでクリアしている数少ないライトだ、
高価っちゃ高価だけど、リチウムバッテリーモデルなら3000円overクラスもゴロゴロあるので、安い部類である。
充電中も一応点灯可能であったが給電しながら使用する事は無さそうだ。
充電が100%になれば自動で充電を終了する。
ボタン2秒押しでバッテリー容量を5段階で表示できるのも便利で似たようなモデルには無いものが多い機能だ。
総評すると主にデザインとブラケットの装着自由度に難があるかなーぐらいだけど、
現時点では性能面で頭ひとつ抜きん出てるテールライトだと思う。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★
カタログ重量→ 22g