購入価格 ¥2000(Amazon)
フロントキャリヤと前カゴのセット。
ワンタッチでカゴの脱着が可能。
最大積載量:約3kg
重量 約1.3kg
カゴの寸法は底面175×300~285×高さ180mmとやや小さめで、後ろ側から前側に向かって幅が15mm程狭くなってるエアロデザイン(?)である。
キャリヤの天板サイズは140~95×160mm。
センターステ―は4mm厚の鉄板。
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VブレーキのMTB/クロスバイクに最適な安価な前カゴ。
前カゴはダサい、でもあると超便利。
ただ、脱着可能なやつってブラケットが残ってそれもカッコ悪い。そして高く付く事が多い上に耐久性も怪しいものばかり・・・
そこでこれである。
なんと、Vブレーキ用フロントキャリヤと前カゴがセットで2000円。
何かの間違いかと思う価格設定。
しかもこれ、ブラケットなしでカゴがワンタッチではずせるという神仕様。
フロントキャリヤにスプリング付きのコの字のアームが付いており、
①コの字のアームを90度以上引き上げる(支点は後方側)
②カゴをキャリヤ前側のループに差し込む
③コの字のアームをカゴ上部後端に引っ掛け
この3ステップで前カゴが装着可能。
こんな単純な構造だが全然外れない。
フロントキャリヤ自体の作りはまぁまぁ普通で、26インチ専用フォーク用なのでキャリヤの足を力ずくで曲げる必要があった。
一応フォークブリッジの穴側に合いやすいよう3連長穴になってるになってるけど29インチも入る設計のフォークには合わなかった。
これは私のほうがレアケースなので、一般的な700C・26インチフォークなら大丈夫なのかもしれない。
ブリヂストンのVブレーキダイナモブラケット
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=4530&forum=89ともギリギリ共存が可能だったのはありがたいところ。
前カゴの取り付け精度はかなり適当なので、取り付けた後もうにゅうにゅと首振り方向に2cmぐらいずつ動いてしまう。
動くけど強いスプリングの反力で支えてるのではずれないし、ある程度元の位置に戻ろうとする。
カゴにサスペンションが付いているようなものである。
キャリヤに対して直角平行な取り付け状態をキープするにはリピートタイ等で補助的な固定が必要。
不意にはずれられても困るのでリピートタイは付けておいたほうが安心だとは思います。
おそらくは経年劣化でスプリングがヘタったりサビついたりすればそのうちはずれちゃうとは思います。
自転車を倒したぐらいでは外れませんでした(カゴは地面に先あたりしないハンドルの場合)
最大積載量:約3kgっていうのは、キャリヤを見てもどこか強度的に怪しいところも見当たらない事から、カゴのワンタッチ脱着機構のせいっぽいので、
そこをリピートタイで強化すれば5kgはいけるのではと思います。
安いから走行中ガチャガチャ鳴ったりするかと思いきや全然鳴らなかったは意外。
フロントキャリヤの上にカゴが乗るタイプなので、自転車用前カゴの中では低重心となるが、
比較的ハンドルから遠い位置にカゴが付く為、ややハンドルをとられやすくなる。
ハンドルの高さ(高めの場合)やステムの長さ次第では
ミドルサイズぐらいのハンドルバーバッグなんかとも共存が可能だったり、
カゴの後ろにもVブレーキのワイヤーに干渉しなければ何かちょっとしたものが置けたりする。
また、キャリヤ中央には平板部があるので、そこにドリルで穴を開ければ容易にライトステーも取り付けられる。
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スポーツサイクルに前カゴを付けるには様々な障害があるが、
Vブレーキならたやすく、V用フロントキャリヤ(安い)を付けてその上カゴを乗せるのが手っ取り早い方法なんだけど、
強度は十分なものの、脱着が出来ないというデメリットがある。
今のところ本品意外にフロントキャリヤから前カゴがワンタッチで外せるものは見当たらなかった。
正直、キャリパーブレーキ車でもこれを付けるためにVブレーキ座の付いたフォーク(バズーカのクロモリフォークが4000円ぐらいで買えるので)
に換装する事も考えるレベルの便利さである。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★