君も自転車で遠くに出かけてこの広大な風景の一部になってみないかManInside 2013-11-2 22:27 2890 hits ManInsideさんのすべての写真 フォトギャラリーTOP 君は知っているだろうか。 東京都心から自転車でわずか2時間の距離に、こんな広大な風景があることを。 ビルもない。 人もいない。 豆粒大のサイクリストが、時々遠くに見えるくらいだ。 こんな広大な風景の中を、君も自転車で走ってみてはどうか。 ここには自由がある。独立がある。裸の自分がある。 漕げば前進し、漕がなければ止まる。 それは、君が毎日働いている会社という場所では、なかなか得られないものばかりだ。 勿論、君はどんな自転車を買ったらいいか、まだよくわかっていない。 とりあえず、街のスポーツ自転車店に行こう。 店員さんに、100km乗っても疲れない自転車が欲しい、と聞いてみよう。 自転車本体で15万円、ヘルメットやウェアや用品で3万円。 その予算内で、おすすめのものを選んでもらうといい。 20km乗ってみてお尻が痛くなってきたら、サイクルベース名無しという超有名な自転車レビューサイトのサドルレビューを全部読むといいよ(※1)。 暗くなった時にどんなライトが便利なのか、サイクルベース名無しのライトレビューを読むと確実にわかる(※1)。 自分で自転車を組むようになって、何かわからないことが出てきたら、サイクルベース名無しのフォーラムで聞くといいよ(※1)。 何も問題はないよ。 自分も乗ってみたい。 そう思ったら、はじめてみればいいだけのことさ。 毎日毎日、朝も夜も満員電車に押し込められて会社まで往復して、 誰の役に立っているかもよくわからない仕事をして、 それでもなんとなく給料は振り込まれてきて、 毎週一回はおもしろくない飲み会で安酒に付き合わされる君。 都会に疲れてしまった君。 人生に退屈してしまった君。 お腹がふくらんできた君。 君は最近、ヘビを見たことがあるだろうか。カマキリやバッタを見たことがあるだろうか。牛やブタやニワトリを見たことがあるだろうか。僕はそれらをしょっちゅう見ているよ。 自転車が流行っている。そう聞いて、色々調べているうちに、君は検索エンジンから、このページに飛ばされてきた。 この写真は、そんな君に見せたいと思って、僕が撮っておいたものだ。 まだ会ったことがない君のために、自転車の素晴らしさを伝えたいと思って撮っておいたものだ。 荒川サイクリングロードの、羽根倉橋から北に数十分のところに、この写真の場所がある。 まだスポーツ自転車を持っていない君が、いつかここに辿り着くことを僕は祈っている。 ※1…完全に回し者です 埼玉県さいたま市西区昭和にて撮影 OLYMPUS XZ-2 ISO100 F4.5 1/1250 ピクチャーモード・Natural |