私のお宝ツール2notti 2010-10-30 15:54 5536 hits nottiさんのすべての写真 フォトギャラリーTOP ホーザンの振れ取り台です、重量約9.5kg。ホイールをどんなにぐるんぐるん回してもびくともしません。現行モデルのC-330はネットなんかで見ると横振れを見る測定子やネジ部を回すためのノブが樹脂になっているみたいですがこれはその辺も全て金属で出来ているのがお気に入りです。 これは20年以上前、高校生のとき購入した物で私が持っている自転車用工具の中でも最古の部類に入ります。当時はホイール組もしておらず自転車部とかにも入っていなかったのに何を思ってこんな大層な物を買ってしまったのか今となっては全く思い出せませんが当時は自転車に興味を持ち始めたばかりのころで知識もあまり無く、もっとお手軽な物があるのも知らずに勢いで買っちゃったんじゃないかと思います。たぶん自転車に関する本か何かを見て(以下マスターブログ「兄ちゃん早よ教えてや」風に) 「ホイールは振れ取りっちゅうのをせなあかんねんな。で何を揃えたらエエねん。」 「振れ取り台?なんやそれ?」 「ん、これが振れ取り台か。タ、高ッ・・・。ま、まあエエわ、買うたれッ!!」 みたいな感じだったんではないでしょうか(笑)。 パークの物のように気の利いた機能も無いですし、ダイアルゲージを付けられるわけでもなく、測定子の先端にいたってはただ「M8のボルトブッタ切りました」みたいな感じなんで(今はリムが傷つかないようにゴムのキャップをかぶせてます)振れを0.1mmや0.05mm以内まで追い込むとかいう用途には向かないと思いますが私はそういう世界とは無縁の人間なんで全くノープロブレモです。 この振れ取り台を見ているとなんか「老舗プロショップの頑固オヤジ」みたいな貫禄を感じます(使っている人間には全くそういうものは無いですが)。これを使って作業していても私がこの振れ取り台を使っているというより「おいっ、そのニップル締めろ。違うっ!その隣っ」とか怒られながら私が使われている感じです(笑)。 高校生の私にとってこの振れ取り台の購入はかなり痛い出費だったでしょうがたぶん死ぬまで使えると思うんで(というか私が死んだ後も余裕で使えると思う)中途半端な物を買って買い換えるよりは最初に一生物のこれを買っといて良かったなと今となっては思います。 オヤっさん、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します(笑)。 |