ドロンジョーヌ恩田『ドロンジョーヌ恩田の自転車美女入門』山と渓谷社、2010年7月5日初版第一刷発行、1,600円+税
みんな大好きドロン女史の自転車入門。タイトルにある「美女」がそこらの自転車入門書との差別化を果たす工夫のしどころ、編集の腕の見せどころ。内容はまあ、タイトルから想像されるもののまんまな気もするのですが、ドロン様がモデルの「ファッションコーデ」コーナーなんかでお姿を存分に拝見できるので、お買い得です。
女性を自転車の世界にいざなうアプローチ
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=7477&forum=48の参考書にどうぞ。ただし、本書をそのまま女性に渡すと、濃度が濃すぎる感もしますので、その際は適度な解説で希釈して下さい。
「自転車は恋に似ています…恋をしたときのドキドキ感やときめきと、自転車で味わう時間は、とても似ています。」
筆者の実体験、個人的偏見がてんこ盛りで、それが楽しいですね。書店の自転車本コーナーには本書と並んでリエチ先生や絹代さんらチャリジェンヌ著『バイシクル・ガール』PHP出版、1,365円もあったのですが、こっちのが面白かったんで。
ドロン女史のイラストは相変わらず、その、個性的ですが。
「女子に贈るための入門本ですので、普段は炸裂する下品さやえげつなさは、極限まで排除」されたとのこと(あとがきより)ですが、ちらちら見えたりして。
「炸裂する下品さやえげつなさ」が必要な方は、迷作というか名作『嗚呼愛しき自転車乗り』でどうぞ。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=6215&forum=84価格評価 ★★★★★ 本て安いですね
評価 ★★★★★ 奥さんに読ませる前の評価ですw