購入価格 ¥0(通行無料)
青原峠は兵庫県篠山市後川下(兵庫県道37号線)から兵庫県三田市永沢寺(兵庫県道49号線)へ抜ける市道にある峠。
別名『のら坂』
峠の頂上と永沢寺近辺の標高がほとんど同じ、かつ反対側に下りる坂は別の名称で呼ばれることが多いので、本レビューは後川側の坂について記述します。
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青原峠(のら坂)
距離 4.1[km]
標高差 223[m]
平均勾配 5.4[%]
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※地名の読み方ですが、
・後川(しつかわ)
・永沢寺(えいたくじ)
・羽束川(はつかがわ)
・母子(もうし)
・大野山(おおやさん)
・三田(さんだ)
・篠山(ささやま)
となっています。
ご参考に。
【走行レポ】
スタート地点は
[Cycling Courses] 兵庫県道37号三田後川上線 羽束川沿い
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=15113&forum=124の後川集落のでっかい青標識がある橋と言えば多分わかるかとw
滅茶苦茶目立つので多分迷うことは無いと思います。
ここから母子方面へ向かいます。
坂は後川奥の集落を抜けていく。
用途不明の不思議な構造の古い木造建築や茅葺屋根の家々、土手に奇麗に石段が積まれた谷底の川や棚田を眺めながらゆるゆるとした坂を進む。
とても美しい里です。
後川奥の集落を抜け切る手前で傾斜が増え始め、大きな砂防ダムの横を抜けると民家は無くなります。
砂防ダム付近で一度右へ曲がった後、
待避所があるストレートを抜けると
つづら折り区間。
木々の間からはチラホラと周りの山が見える。
坂の上の方まで来ると、
[Cycling Courses] 兵庫県道507号線 大野山(猪名川天文台)
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=16192&forum=124&post_id=28009とその麓にあるチェリーゴルフクラブ猪名川のグリーンが見えるが、どちらも青原峠よりもっと標高が上だと分かると、ちょっと萎えると同時に上ってみたい欲が湧く。(かもしれない。)
坂を上りきるとこんな分岐。
ここが青原峠とされる場合もあるようですが、標高的な頂上は左折してすぐの所。
右折した先は短いダートの林道です。(通り抜け可)
ここが頂上。
ここには何もありませんが、少し進んだ所に『パン工房のら』というお店があり、ここを通過すれば景色が開けて兵庫県道49号線に合流します。
周辺には、『パン工房のら』の他に『永沢寺そば道場』や『水無月亭』『甘味処シュガー』といったお店があります。特にパン工房のらと甘味処シュガーは人気店の為、この2店舗を目的地とする場合はお早めに。
【注意事項】
青原峠を下る方向へ走る場合は、前半テクニカル区間、後半は豪快に下る高速区間といったレイアウトになっていますが、前半はブラインドコーナーと落ち葉と落石あり、後半は人の往来に要注意。テクニカル区間のブラインドコーナーからいきなり対向車が現れるなんてこともあるし、エスケープゾーンも少ないのであまり攻めない方がいいかと。
交通量に関しては、青原峠は能勢/猪名川/天王方面から母子経由で三田/篠山方面に抜ける抜け道で、永沢寺への参拝客も利用するため山奥のマイナー市道にしては多い方。四輪で通り抜けるにはそこそこ狭く険しい道なので、ここを通る人は地元民か、かなりのモノ好きか、ナビに誘われて迷い込んだ方が大半かと思いますが、それだけに不慣れな方が多い印象もあるので死角に注意を払って節度を持って楽しみましょう。
ちなみに、自転車乗りの方もちょくちょく見かけますが、本レビュー投稿時点ではあまり多くは無い印象です。
あと、このレビューの写真を撮影した時間は日没の少し前に見えますが、実はもう少し早い14:30~15:00頃です。谷底で暗くなるのが早いというのも留意すべき点かもしれない。
【まとめ】
後川と母子を結ぶ抜け道的な北摂のひっそり系峠道。
遠くの展望は近くの山と大野山ぐらいしか見えないが、後川奥の里の美しさは一見の価値アリ。
交通量は少ないが皆無ではない。
テクニカル区間のエスケープゾーンが少ないのでブラインドコーナーには注意。
山陰のため、辺りが薄暗くなるのが早い印象あり。
頂上近辺に美味い物あり。
価格評価→★★★★★(通行無料)
評 価→★★★★★