購入価格 ¥ウェア代+苦い思い出(≒プライスレス)
‐今年の6月、自分はインターハイへの出場権を得るために日本CSCでの関東総体のロードレースを走っていました。
残り2周のメインストレート。展開は、メイン集団から少し離された位置で、自分を含めて3人の集団で走っている状況。
逆走での周回だったためメインストレートが登りになっていて、消耗した脚だとかなり厳しいコース設定になっていましたが、自分はそのコース設定の罠にまんまとはまってしまいました。
一瞬気を抜いた瞬間に、自分の前を走る2人との差がみるみるうちに開いていき、なんとか差を詰めようと粘ったものの、車間は50mほど開いてしまいました。
けれど、メインストレートを登りきれば、自分の得意なテクニカルな下りセクションが待っている、脚がないからそこで差を詰めよう、という作戦を実行することにしました。
しかし、その甘い考えが失敗を招くことになろうとは…。
登り区間に入る橋の手前の最後のS字コーナー、だんだん差が縮まってきたのが自分でもわかっていたので、リスキーであることは承知の上で左のヘアピンで一気にアタックを掛けます。
今まで攻め込んだことの無いところまで自転車を倒し込みます。
次の瞬間、リアのタイヤのグリップがいきなり消えて、自転車がコントロール不能の領域に入り、一瞬のうちに皮膚がコンクリートにヤスられます。
完全なオーバースピードによる落車でした…。恐らくRのかなりきついヘアピンであるにも関わらず50km/h以上は出ていたはずです。
こんな初歩的なミスのせいで、インターハイへの切符を逃したことはおろか、完走することさえ出来ませんでした-。
…前置きが長くなりましたが、こんなことがあってウェアを破ってしまいました。
上下ともダメージが入っていて、上のジャージのほうはそんなにダメージが大きくなく、使おうと思えばまだ使えるって感じです。
けど、下のレーパンは完全に使えないほどボロボロになってしまいました…。というのも、落車したあと病院に行ったときに、処置をするのに邪魔だというので、ざっくり切られちゃったんですね~…。
破れたせいで着れなくなってしまったので、少なくともレーパンは処分しようかとも考えましたが、結局部屋に置いておくことにしました。
理由は、練習に行くときやレースの前のときに、以前と同じような過ちを犯さないように(そして落車しないように)しよう…と思い出させるため、つまり自分を戒めるためにです。
そんなわけで、今日も戒めのためのウェアがblue_monkeyの走りを見守ってくれています…。
価格評価→★☆☆☆☆(色々な意味で代償は大きかった)
評 価→★★★★★(これを見ると大事なことを思い出せるような気がします)