購入価格 ¥1700+リム代+ハブ代
ラジアル組のフロントが気に入らず、クロスで組み直すことを考えて
パーツ類を寄せ集め、スポークを発注して組み上げたホイールです。
【材料】
リム: Moulton 17" 28H (25年モノのオリジナルリムです)
ハブ: Dura-Ace 7400系 28H (虫食いがあり一部パーツを入れ替え)
スポーク: Sapim Leader 14G (ストレート)
ニップル: ホシ ブラスニップル
【工具・その他】
触れ取り台: 逆さ自転車
ニップルレンチ: パークツール赤
スポーク組: イタリアン、2クロス
テンション: 950N(96.9kgf)
手組み担当: 本人
オリジナルリムは、ブレーキ面がかなりすり減っていますが、厚みを
測ったところもう少し使えるので流用しました。ハブは、寿命をこえて
玉押しにかなり虫食いができていましたので、互換品と交換しました。
昔のハブですので、現行品で合うのは3300系しかなく、なんとなく
野暮ったい雰囲気になりますが、カップの方はまだまだ使えますので
組み入れました。
スポークは今回Sapim Leader 14Gのストレート。今までのDTやホシと
どのような違いがあるのか、お試しという気持ちもありました。幸い、福島に
パックスサイクルさんという1本売りでカットサービスをしていただけるショップが
ありましたので、そこにカットを依頼しました。
さて、いつもの様に組み上げていきましたが、ここでSapimスポークの個性を
知ることになりました。DTですと徐々にテンションが上がっていきますので、
ニップルで45~90°くらいずつ締めていけば全体にテンションの揃ったホイールに
なります。ところがSapimは違いました、あるところからテンションが一気に
上がります。要するに硬いんですね。伸びないんです。DTのつもりでやって
いるとテンションが上がりすぎてしまします。
組み上がったところで、いつもの逆さ自転車のフロントフォークで振れ取りです。
振れ取りは意外に簡単に済みました。スポークが硬いからでしょうか、古いリム
で組んだにもかかわらず、振れがほとんど出ませんでした。
さて、試走ですね。第一印象は硬いホイールだなぁって感じでした。そのため
若干テンションを下げたりしましたが、そうするとグニャグニャになってしまい
ハンドリングの悪いものになってしまいました。45°緩めただけなんですけどね。
そこでテンションを元に戻して、近所をぐるぐる周回してみると、こころなし硬さが
取れて馴染んできた感じになってきました。これなら普通に使えるかな、路面の
凹凸も必要以上に拾わないし、これはこれで良いかもしれない。そんな感じを
持ちました。
がっちり組みたいならSapimのLeader、というのが今の結論です。
むしろフロントではなく、リアに向いているのかもしれません。リアなら駆動力の
あるリムが組める気がします。
価格評価→★★★★★ (流用が多いのでお安く組めましたw)
評 価→★★★★☆ (ちょっと硬いかなというのが気になります)