購入価格 ¥207900
以前乗っていたANCHORのRCS6から代わって新たなに導入した一台。
兄弟機であるラピッドRも購入の選択肢に入れていましたが、BB86を採用している点や、剛性が高すぎない、などの理由でVIDEをセレクトしました。
装着パーツはほとんどRCS6からの移植で、新しく装着したのはフロントディレーラー(FD-6700直付けタイプ)とバーテープ(DEDAミストラルブルー)、ワイヤー(シマノ純正ブルー)、ボトルケージ(ELITEカスタムレース)、プーリー(BBBアルボーイ)の5点です。
それでは1000kmほど走り込んでみての感想を。比較対象は以前乗っていたANCHOR RCS6です。
剛性は高めに作ってありますが硬すぎないので、エアロ効果の高さと相まって高速巡航や一定のペースで長い距離を走る時には大きなアドバンテージを得られます。
軽量なホイールを履けば走りがかなり軽快になるので、ヒルクライムでも結構イケます。
また、安定感もかなり高く、下ワン1-1/2サイズのテーパードヘッドやがっちり作られたフレームワークのおかげで、ハイペースでダウンヒルやコーナーを攻めてもイメージしたラインをきっちりトレース出来るくらい安定感が高いです。
結構エッジの効いたゴツいデザインですが、そんな見た目に反して快適性は結構高いです。
イメージとしては、RCS6では「ガツン!」ときた衝撃が、「コツン」程度になって一発で収まる感じの、コンフォートバイクほどではないもののカーボンらしい高い振動吸収性・減衰性があります。
そんな感じの性格なので、VIDEは意外とロングライドにも向いてるような気がします。
レースで使うなら、一定ペースで走り易いので、平坦基調にアップダウンのあるようなオールラウンドなコースや、ヒルクライムで使うと威力を発揮すると思います。
クリテリウムやアタック合戦のような加速勝負や、スプリントなどのパワーが必要になるシチュエーションでも十分イケますが、そういう走りを多用するのであればどちらかというとラピッドRなどのほうがいいかと思います。
まとめると、剛性がうまくコントロールされており、脚への負担の少なさやここ一発で踏める剛性の高さが両立されているので、オールラウンドに使える扱いやすいフレームに仕上がってます。
恐らくですが、この価格帯の中ではかなりバランスの取れたフレームだと思います。
もっとストイックなレース仕様を求めるならラピッドRやこれ以外のフレームをお勧めしますが、そうでなければVIDEはとてもお勧めできます。
価格評価→★★★★☆(他のメジャーメーカーと比べるとコスパ高いです)
評 価→★★★★★(かなり性能のバランスが高いです)
<オプション>
年 式→2012
カタログ重量→1050g(実測重量7.8kg(写真の状態))