購入価格 ¥370000
初レビューのため、若干おぼつかない文章になりますが、ご容赦を。
仕事帰りのある日、御徒町の某ショップに何を買うわけでもなく、フラフラと入ってしまったのがいけなかった。
天井から吊り下げられたソレは、
カーボン柄をそのままに、均一なクリアで仕上げられ、
フレームの各接合部は、継ぎ目がわからないほど滑らかであった。
チェーンステー、シートステーの曲線美。
薄く強靭なフロントフォーク。
オーソドックスな丸パイプながらも、明らかに剛性感あふれるダウンチューブ。
そしてオートクレーブで焼き固められた100%ハンドメイドインitaly。
たかだか二年程度しか乗ってない25の若造が手を出す様な代物ではなかった。
悶々とした日々を過ごし、幾星霜。
ふと某掲示板のIYHスレに、こんなん欲しいのよ、と、書き込んでしまった。
これもいけなかった。
ロードバイクは見た目が大事。
気に入ったものを手に入れた方が、テンション上がる。
値段なんて関係ねぇ。
性能なんて関係ねぇ。
入手し辛い?知ったことか!
欲しけりゃ買う。
それだけだ。
と、住人にそそのかされ、気づけば週末、近所のショップに相談しに行っていた・・・
アッセンブルは
コンポーネント、7900
チェーンリング、ROTOR q-ring
クランク、ROTOR 3D
ハンドルバー、3T ergonova ltd
ステム、3T ARX ltd
シートポスト、3T dorico ltd
サドル、fi'zi:k KURVE SNAKE
ホイール、Fulcrum Racing Zero
タイヤ、Continental Grand Prix 4000 S
ブレーキ、MAVIC SSCブレーキキャリパー
ライダーのスペックは
身長175cm
体重75キロ
体脂肪率11%
脳味噌まで筋肉になりかけの力任せタイプ
※使用感
見た目は非常にラグジュアリーなのですが、その本質はピュアレーシングマシンで、まるで重戦車の様です。
オートクレーブで焼き固められたフレームは、踏み込んだ際、アルミフレームばりの固さを感じます。
しかし、ただ固いだけではなく、フレームのたわみはあっと言う間に収縮し、力を瞬時に後輪へ伝え、ロケットが如く、ドンッと、スピードを上げる事が出来ます。
フレーム重量がそこそこあるので、個人差はあるものの、ヒルクライムはケイデンスを上げて、ヒラヒラと軽快に登るのではなく、パワー全開でガシガシ登っていくのがいいかもしれません。
ハンドリングは非常に優秀で、ヘッド、フォークの剛性が凄まじいのか、どんな状況下でも決して不安定になる事はありません。
その分、低速域では路面からの振動を拾いやすいのですが、35キロを超えた辺りで、不快感は消え去ります。
ブレーキングも、無論安定しており、一気に減速しなければならない状況でも、どこ吹く風と言わんばかりに、こなしてくれます。
とにかく自分にとっては素晴らしいフレームです。
何度他のハイエンドモデルに試乗しようが、走ってて気持ちよかったのは後にも先にもこれだけ。
でも、乗ってる人が少ないから、被らないっつーのが、1番の目的だったり・・・
価格評価→★★★☆☆(親からは基地外扱い)
評 価→★★★★★(自分には豚に真珠)
<オプション>
年 式→2011
重量は確かフォーク込みで1200くらいだったような・・・