手ルクレンチ
購入価格 ¥0
手ルクレンチとは、手の感覚のみでボルト・ナットのトルク管理をする技法。 要するにただのカンである。
人間の手の感覚というのはたいしたのもで、「もうすぐネジ山が壊れるなー」とか「ネジ山にゴミ噛んでるなー」とか「ボルト折れそうだなー」ぐらいは経験を積めばある程度分かる。しかし、細かいトルク管理ができる程正確には出来ていない。試しにチェーンリングのボルト5本を手ルクレンチで締めて後からトルクを測ったら5本全部バラバラ。(3~4割程度) 体勢やレンチを握る位置をどれだけ気をつけても結果は一緒だった。
熟練したメカニック程キチンと校正された(自分で使用直前に校正した)トルクレンチを用意し、手の感覚は信じないという話を色々な所で聞くが、ちょっと試しただけで良く分かった。そもそも最初に書いた『経験値』とは即ちボルトを折った数。自転車以外も含めれば、下はM1クラスから上はM20まで3ケタ以上の本数を破壊した私。いい反面教師になれそうだ(爆)
手ルクレンチなど信じない。
高価なパーツを破損したり歪めたり、アルミボルトがパーツの中で折れて救助不能になったり。そんな事になる前に安物でもいいのでそこそこ信用できるトルクレンチを買うべき。
価格評価→★★★★★(工具代は安上がりではあるけど...ね?) 評 価→☆☆☆☆☆(信用しない方がいいです。) <オプション> 年 式→1986
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