Tubus Logo リアキャリア
購入価格 ¥9,876
2012年初頭にWiggleからオルトリーブのパニアと共に購入。 動機は、自転車の社会インフラ先進国であるドイツで見た通勤風景にある。 少なくとも私の訪れたベルリンでは、多くの人々が自転車で通勤をし、 その自転車の多くは現地の"ママチャリ"にあたる実用車や、昔に作られて 何人の手を渡って来たのか解らないようなクロモリのフルリジッドMTB。ごく希にロードが走っていてもやはりクロモリでWレバー使用の古い逸品... 私が住んでいる関東近県でチャリ通される方々の様なカーボンで ぴっかぴっかのロードやフルサスMTBに乗って、オシャレなメッセンジャー バッグや装備で颯爽と駆け抜ける様なシチュエーションには出会わなかった。
...ピストの流行は、世界共通の様だ。街中ではかなり見掛けた。
でも、それらの自転車達には必ずと言って良いほどキャリアが取り付けられ、 片側にだけ取り付けられた使い続けられて汚くなったツーリング用の大きめのパニア。恐らくは彼らの文化に自転車で旅行をすると言う選択肢が極普通にあり得る 事もそのような状況を生み出しているかもしれない。実際、デッサウに訪れる為にに乗った列車で何度も自転車と多くの荷物と共に乗り込む人々を目撃した。 服装も普通。乗るために何か専用のを〜という概念は無さそうであった。 なので、私はそれまで日本で雑誌で擦り込まれ、それが当たり前だと見ていたチャリ通風景とのギャップに軽い衝撃を受けたのである。
前置きが長くなった。
Tubusはクロモリパイプ製のキャリアで、耐荷重40Kg。 巷で売られている数あるキャリアの中でも頑丈な方らしい。 但し、シートステイキャリアダボに取り付けるステーはアルミ製。 強度云々に不都合はないが、日中青空の下に停めている私の自転車では 使用開始から半年で黒の塗装が焼けて色飛びし、茶色になってしまった。
対してキャリア本体の塗装はパニアを取り付け〜取り外しを繰り返し行って アタッチメントが幾度となくこすれていても今の時点ではハゲて地が見えてしまうと言ったこともない。日焼けによる色飛びも無い。 更にこの半年で何度も降雨の中放置されていたにも関わらず錆が浮くことも 一切起きていない。
また、クロモリだからといって極端に重くもなく(600g?)、先述したドイツ人達の様に片側だけに20L容量のパニアに2/3程度荷物を入れて取り付け(この時点でスタンドで自立させることが出来ないくらいに取り付けた側が重い) 上り坂でわざとらしくダンシングでバイクを左右に振ってみたが、 キャリアがよじれて余計に振られるような事もなかった。
少々値は張るが、長く使えそうではあるし、仮に壊れた際には近くの鉄工所 で修繕してもらえる素材であることから、長期旅行者に適したキャリアで有ることは簡単に想像できる。
価格評価→★★★★☆(←他製品とくらべると高いので ) 評 価→★★★★★☆(←安心して使える。この一言につきます) <オプション> 年 式→2012 カタログ重量→ 600g(実測重量 g)
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