2012年は6月3日に開催されたロングライドイベント。軽井沢プリンスホテルスキー場を出発し、浅間山をぐるっと一周して戻ってくる全長120km、獲得標高2,200mというコースを走る。
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=6a18a2ce771dd9d1589756c7d8e9372c軽井沢といえば国内有数の高原リゾート地、ショッピングも町歩きも楽しめるシャレオツな場所であるが、そんな軽井沢のイメージからは似ても似つかないほどのドSで本格的なコース設定に、参加者の多くは面食らう。2012のコースは平均勾配7%、最大勾配14%ほどの、ステージレースで言えば2〜3級山岳に相当するくらいの坂を3度登り、そのほかにも細かいアップダウンが連続する。平坦は最初の数kmと、最後の20kmくらい。あと50km長ければグランツールの中級山岳ステージに匹敵するのではないだろうか。
私はなんとかエイド以外で足をつかずゴールできたが、それだけで参加者全員のなかではかなり早いゴールだった。コースの厳しさが伝わるだろうか。そんな厳しいコースを、自分と自転車の力を総動員して攻略してゆく。景色のきれいさは申し分ないし、最高に辛楽しいイベントだった。
服装は半袖ジャージ+アームウォーマ+冬用レーパンを着用し、ちょうどよかった。ヒルクライム中は暑いがそのぶんダウンヒルもかなり長く、冷え対策も必要だ。
不満だったのはコースが複雑なわりに案内に人を割いておらずミスコースが起きていたことと、エイドステーションの補給食に軽井沢の特色が生かせていなかったこと。しかし不満もコースの魅力に比べれば小さなこと。風光明媚な軽井沢の景色のなか、自転車を通した自己の探求と挑戦を楽しむ。自転車の楽しみが凝縮されたコースだ。
9月には新たにヒルクライムレースが開催されるというし、軽井沢が関東の自転車乗りのメッカとなる日もそう遠くないかもしれない。
価格評価→★★★☆☆(普通)
評 価→★★★★★(キツいコースが最高)