Fulcrum Racing 3 2-Way Fit
購入価格 ¥40000くらい(Wiggle)
完成車付属のノーブランドホイールからの交換。当方186cm 80kg、バイクはBianchi 100strade、いわゆるコンフォートロード。
滑空感。高度1メートルを飛ぶ鳥になったかのような感覚。それがホイールを替えて最初に感じたことだった。おそらくこれが本当のロードバイクなのだろうとも。これまで使っていた完成車付属のホイールがどれだけ性能をスポイルしていたかがわかった。
よく硬いと言われるホイールだけあって、漕ぎ出しは明らかに変わった。ダンシングで加速してシッティングに移行するまでの漕ぐ回数が、概ね3分の2になった。自分の力が路面にしっかりと伝わっているのが感じられる。登りも硬さでグイグイ進んでゆく感覚がある。硬いとよく踏み負けるなどという話を聞くが、私が重量級wなせいか、あるいは組み合わせたフレームがコンフォート系なせいか、そんな印象は感じず、むしろもっと硬くてもいいとも思った。
巡航速度はサイコン読みで約1割上がった。上のレビューで5km上がった!というのを読んで期待したがそこまでではなかったw だが1割でも28km→31km、30km→33kmなのだからかなり大きい。また前述した滑空感のおかげで、巡航自体が楽しく感じられる。
このような走行性能の向上にもかかわらず、乗り心地は悪化しなかった。これはフレームのおかげかもしれない。ホイールの硬さがフレームでいなされているような感覚がある。
このホイールの対抗馬はカンパニョーロのZonda、シマノのWH−6700、イーストンのEA50Aeroあたりだろうが、重量級ライダーやコンフォート系フレーム使いにはRacing3をおすすめしたい。
なお、私はたまたまハズレを引いてしまい、購入当初は漕ぎ出しなど負荷がかかったときリアハブから異音が生じた。いろいろ調べてフリーのラチェットスプリングを交換することで解消したが、カンパの2009〜2011モデルはラチェットスプリングがそれまでよりも細くなっており、それが原因の異音が発生しやすいとの話を、調査中に見かけた。2012からはまた太くしたとの話もあるが、本当だろうか?
また、スプリング交換中にグリスを拭き取り、わざと少なめにグリスアップしたところ、ラチェット音は爆音とはいかないもののそこそこの大きさになった。満足w
価格評価→★★★★★(ただしWiggle限定。国内なら★2) 評 価→★★★★☆(まだ上はあると思うので) <オプション> 年 式→2011
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