購入価格 前後で約18000円
イギリスのパーツメーカー、HopeのMTB用リアハブ。ロードに比べると手組ホイールがまだまだ現役のMTB界ではハブの選択肢も多く存在するが、その中でもこのハブは安い・多色展開・多サイズ展開などで人気があるようだ。
多サイズ展開、というのはロード乗りからすると少しイメージしにくいかもしれないが、MTBにはメジャーなものだけでフロントエンド幅が3種類、リアエンド幅が5種類ほど存在しているため、完組でも前後別売だったりアクスルコンバーションキットが付属している事が多い。私のフレームは135x12mmのスルーアクスルだが、この規格はSyntaceのX-12(142x12mm)に押され気味で減少傾向にあるのか、完組で対応しているものが非常に少ない。予算の都合上選択肢は手組しかなかったためこのハブを使用するに至ったわけだ。
外見は値段の割にかなり高品質で、CNC加工されたハブシェルや安定したアルマイト品質には非常に好感が持てる。ハブの性能としてはそこまで突出した物はないが、フリーボディの大きめの爪は高耐久かつキャパシティも大きいようで、性能は安定しているようだ。ただ、その代償としてかなりラチェット音がうるさく、エンゲージメントが24とMTB用にしては少ないのが残念だが、数字で見るよりは気にならなかった。リアハブの回転が当初はかなり渋く感じたが、乗っている内に馴染んで普通程度には回るようになった。そもそもMTBはハブが泥まみれになる事が多く、回転の軽さよりもダストシールの性能の方が重要だと思っているのであまり気にならない。
この価格帯で多色展開のハブはこれぐらいしかないので、お買い得ハブなのは間違いない。
価格評価→★★★★★(激安)
評 価→★★★★☆(もう少しエンゲージメントが多ければ完璧)
<オプション>
実測重量 306g
以下はWTB Frequency i23+DT Champion 2.0で組んだ際のスポーク長計算ソフトのキャプチャー。
リア
フロント
調べてもハブのディメンジョンが出なかったので、実測で良ければ参考にして欲しい。