購入価格 ¥5788
赤アルマイトのステムを探していてCRCでHOPEの物とこのMOWAの物を見つけたのですがあんまり真っ赤っかなのもどうかなと思いこれを買いました。
「 MOWA」というメーカーは知らなかったのですがKCNCのように色々な削り出しパーツを出しているところみたいです。「カラフル」というのを売りにしているようで全てのアイテムでレッド、ブルー、ゴールド、グリーン、オレンジの5色が用意されているそうです。
製造国は台湾、素材は2014アルミ、ステム長80mm(他に90mm、100mmの設定があるようです)、バークランプ径は31.8mm、バークランプ部の幅40mm、フォークコラムクランプ部の高さ38mm、ライズ角6度、重量は公称値107gということだったのですが実際に計ってみると132gもあり、「どんだけサバよむんだよっ!」と思ったんですが「もしや?」と思い、ボルトを全部外して計ってみると108gでした。(ボルト抜きの重量かよ・・・w)
外観は想像以上にハアハア度が高く、非常に気に入っています。まず、削り出し感満載のエッジのたった鋭角的なデザインがいいです。そして、中央の黒い部分と赤アルマイト部分の間に入ったラインですがこのラインは塗装などではなく幅1.5mmほどの線状にステムを削り込んで地金を露出させているのです。これを見た時点でかなり息が荒くなっている自分に気付きました。(笑)
そしてハアハア度がマックスに達したのがステムキャップ正面を見たときでした、ステムキャップを一段削り込んで低くした部分にさらにメーカーロゴを彫り込んで赤アルマイトで染め抜いてある。非常に手の込んだ細工です、このエンドミルによって付けられた薄く残る円形の切削痕を見てハアハアせずにいられるだろうか、いや、いられない。(笑)
このステムはハアハア度が高いだけでなく精度も非常に高いと思いました、ボルトをゆるめてコラムに通してみるとスーと入りながらガタがほとんどありません。
また、ステムキャップ内面のハンドルバーに接する部分はザラッとした粗面に仕上げられており(800番から1000番の耐水ペーパーのような感じ)、これはハンドルバーの固定力を高めるための意図的な加工だと思います。そしてボルト類には全てゆるみ止めが塗付されていました。こういう細かい気遣いは非常に好感が持てますね。CRCではMTBステムのカテゴリーに入っていましたがロードに使ってもぜんぜん違和感ないと思います。
使用感はまだこのステムで走っていないので書けませんが、剛性だのしなりだのそういう細かいことはわからん人間なので特に他のステムとの違いは感じないと思います。何か気付いたら追記させていただきます。
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★★★★