国内でも歴史のあるヒルクライムレース。
昨今の自転車ブームを反映してか、年々参加者が増えていて、
第一回の200人から年々増え、17回目の今年は3200人のエントリーがありました。
私は今回が初参加。
受付は前日なので、県外の人間はほぼ温泉宿に宿泊します。
私も県外からの参加なので直前に予約しようと思ったら、どこも満室でした。恐るべしツールド草津効果。
奇跡的にキャンセルが出たビジネスホテルに宿を決め、チェックインを済ませて受付します。
草津の街に入ると、サイクリストが目立ちます。前日から気合満点の試走に余念が無いようです。
コースは2つあって、白根山コース(約12.3km)と殺生河原コース(約5km)から選びます。
受付では簡単な注意とゼッケン、ゼッケンシール2枚(ヘルメット・荷物袋用)、荷物袋(大きいビニールで、ゴール後に必要な物を入れておきます。)
センサータグを受け取ります。参加賞に蒟蒻畑の新商品が入っているのも群馬らしいですね。
しかし、夜になって天気が悪くなり、公式サイトをチェックすると開催が微妙になっていることを知りました。
スタート地点の予想気温はなんと1度。
夕食を頂いた店のマスターから、白根山コースのゴール地点はこの様子だと雪が降るという話を聞いて心配になりました。
翌日、朝起きてサイトを覗くと「規模縮小」の文字が。エントリーした人全員が殺生河原コース(5km)に変更になる旨が記されてありました。
寒い寒いスタート地点でも規模縮小にやや不満の声がありましたが、草津町長から「お詫びとして、抽選で100名に草津温泉ペア招待券をプレゼントいたします。」と挨拶があると大盛上がり。
みんな現金なものですな。
5kmの短距離戦なので、スタート最終グループの私がスタートする前にゴール速報が出る超スピード決着。
優勝した人は13分台の好記録でした。
私は小径車に乗って自分のペースで登っていきます。幅広い年齢層の人が勢い良く頂上を目指します。
感心したのが小学生ライダーの横を走る「伴走」ゼッケンを付けたお父さん。
二人で励まし合いながら登って行きました。何組か見ましたが、いい思い出になるでしょうね。歴史も懐も深い大会でもあるようです。
私自身はなんとか19分台でゴール。他の人から大幅に劣った装備だけど、最後まで走れてよかった。
ゴール地点は予想通りに氷点下レベルの寒さでした。下りは重ね着をしていても風邪をひきそうになるくらい冷えました。
残念だったのは、2年前までやっていた温泉街パレードランが廃止されたこと。
スタート前に温泉街を自転車でゆっくり流して声援を頂いていたそうです。
大会の規模が大きくなって出来なくなってしまったのでしょうか。
逆にこれから楽しみなのが、同じく群馬で行われる赤城山ヒルクライムとの協力体制。
成績優秀者は無条件でお互いの大会に招待されることが発表されました。
他にもいろいろな企画を考えているようで、大会同士の結びつきが強くなるのは色々メリットがありそうです。
参加料 ¥5、500円
価格評価→★★★★☆ (少しお高いかな。)
評 価→★★★☆☆ (短縮されたのが痛かった。)
<オプション>
年 式→2012年(来年以降はいい天気でありますように)
街を上げての一大イベントで、運営にも気合が入っています。
草津温泉の名所、湯畑の脇を参加者の車が通ります。
霧と硫黄にむせる氷点下のゴール地点。規模縮小は正解だったと思います。