短いスパンですが追記しておきたいことが何点かあります。
先日、帰宅して部屋に入るとき入り口にコツンと当たる音がしました。
フレームかどこかをぶつけたようですが、特に傷は見当たらなかったのですが、翌日走り出してから、ペダルが曲がっていることに気づきました。
ノーマルのペダルはプラスティック製のいかにも食いつきの悪そうなフラットペダルだったので、早々に交換するつもりではいましたが、まさかあの程度の衝撃で曲がるとは思っていませんでした。
足の感覚というものは鋭いもので、見ても判らないほど微妙な変化でもわかってしまうものなんですね。打ち所が悪かったのかもしれませんが、あまり丈夫なものではなさそうです。
一般的に10万を越すロードバイクには始めからペダルはついてきません。
これはその価格帯以上のバイクに乗る人々はそれなりの自転車に対する知識があるというメーカーの認識の現れでしょう。自分で好きなペダルをつけてくださいねってことです。
しかし、廉価版の、エントリーモデルの場合そうではありません。
初めてMTBを買う、なんて人が乗り始めてすぐにペダルが曲がったりしたらどうでしょう。きっとペダルレンチなんて持っていませんし、代えのペダルなんてあるはずがありません。僕が初心者だったらそれだけで乗る意欲がそがれそうです。
安価に提供するためにパーツは安いものを、というのは判りますが、最低限手を抜いてはいけない部分の見極めというものは難しいんだろうな、と感じました。
ちなみに僕はペダルレンチも代えのペダル、というか他の自転車で交換してあまったペダルがあったのでそれに交換してしまいました。
もうひとつ気になる点は、ハンドル幅についてです。
上でも書きましたが、ノーマル状態で700mmあります。
しかし、日本には普通自転車という定義があります。
(道路交通)法第六十三条の三の内閣府令で定める基準は、次の各号に掲げるとおりとする。
一 車体の大きさは、次に掲げる長さ及び幅を超えないこと。
イ 長さ 百九十センチメートル
ロ 幅 六十センチメートル
二 車体の構造は、次に掲げるものであること。
イ 側車を付していないこと。
ロ 一の運転者席以外の乗車装置(幼児用座席を除く。)を備えていないこと。
ハ 制動装置が走行中容易に操作できる位置にあること。
ニ 歩行者に危害を及ぼすおそれがある鋭利な突出部がないこと。
一のロには幅が60センチを超えると普通自転車としては認められない、とあります。
認められずとも自転車には違いないのですが、どんな不具合がが出てくるのでしょう?
「自転車通行可」の標識がある歩道、もしくは緊急避難的に歩道を走ることはできなくなります。即取締りの対象になってしまうのです。
これはいただけません。少なくとも僕が購入した店舗ではそういった情報は全く与えられませんでした。
確かに僕が住んでいる場所が田舎ということもあり、歩道をゆっくり走行していたからといって警察に見咎められることはありません。ですが、実際に呼び止められて車幅を計測された人も都内では存在するようです。
以上の情報はポジションの関係でハンドルを60cmに切断してから知ったわけですが、そのあたりのアナウンスもしっかりしておかないと、これからきっと風当たりが強くなるであろう自転車に対し、サイズうんぬんが取り沙汰されるのは時間の問題という気がします。マスコミはいつでも新たな斬り口を探っていますからね。
価格評価→★★★★★ それでも満足してることには変わりありません
評 価→★★★★☆