第19回 天草下島一周サイクルマラソン
「藍より青い天草の海、南国情緒豊かなロザリオの島を春一番のサイクリングで楽しもう」(大会要綱【主旨】より)
九州島の南西、熊本県天草の下島を時計回りに一周するコース、けっこうな起伏と海風を乗り越えてゆくコースです。
■参加料
Aコース135km;5,000円~6,000円(サイクリング協会会員割引あり、以下同じ)定員500名
Bコース96km;4,500円~5,500円 定員300名
Cコース17kmファミリーコース;大人2,000円・小学生1,000円 定員30名
■申込
前回参加者には郵便で参加案内が送付され、その後熊本県サイクリング協会のHPで申込用紙が公開。
申し込みは郵便振替か現金書留のみ。殺到というほどではないようだが、昨今の自転車ブームの折から、うっかりしてると定員を超過するので申し込みはお早めに。
前回(2009年)はロード購入直後の単独参加、2度目となる今回は地元サイクリングクラブのメンバーとAコースで参加しました。
■日程
○2012年3月3日(土)
アクセス難のため、公共交通機関での参加は大変だと思われます。空路は天草空港、鉄路はJR三角線、以後はバスか自走か。私は県北から20時出発して「道の駅有明」にて車中泊、駐車場には参加者らしきクルマもちらほら。この道の駅は目の前が四郎ヶ浜ビーチという海水浴場、シーズン中は水着でレストランや入浴施設が利用できるということですが、当然この時期この時間はゼンブしまっています。
他のメンバーは本渡市のホテル宿泊や当日早朝出発組も。
高い降水確率を気にしつつ、焼酎をあおって就寝。
○2012年3月4日(日)
6:15起床。雲が低く垂れ込め雨粒もぽつぽつ、う~ん。雨雲を見ないふりして会場へ。
7:00会場の天草市新和体育館へ。朝食、着替え、自転車組み立て。
空を見上げて悩んだ末、雨具着用で出発することに。当日の気温は最高14.9℃(平年比+0.7℃)最低10.4℃(平年比+3.4℃):牛深地方。冬装備では暑く、半袖では寒い。私は夏装備にアーム・レッグカバー+やや厚手の雨具、シューズカバー、夏用長指手袋でちょうどいい感じでした。
受付では天草観光パンフや大会リーフレットをもらい、参加賞は熊本が全世界に誇るゆるキャラ「くまモン」イラスト付きの特製ボトル・黒糖ドーナツ棒(おやつ)・白磁箸置き(天草は陶磁器の原材料となる陶石の大産地)、温泉入浴券。
8:00 開会式。天候のためか体育館内にて。参加番号による抽選会や選手宣誓、牛深まで先導してくれる熊本市立千原台高校自転車部メンバーの紹介など。
8:50 スタート。整列した順に5名一組・15秒間隔で出発。コースはおおむね一般国道・県道で交通規制なし、信号厳守です。もともと交通量の多い地域ではないので、自転車群が他の車両交通を阻害する場面はほとんど見ませんでした。
19回も開催されている伝統のイベントなので地元認知度も高いらしく、沿道には見物/応援の方も。今回は天候が思わしくないためかそれほど多くの声援はありませんでしたが、手を振り声をかけてくれる地元市民の姿は励ましになりました。
途中で遠くに見かける教会が旅行気分を盛り上げます。
11:00 牛深の手前で第一エイド。男子トイレは長い行列。(なお、道中に公衆トイレはほとんど見かけません。コンビニも)エイドではバナナやスナックを補給し、このエイドでは高校生がひしゃくで給水してくれます。ありがとうね。国道389号では新しいトンネルをいくつも抜けてから昼食会場へ。ゼッケンチェックを受け、おにぎりと豚汁で一息つきます。
下島の西海岸沿いを北上する午後前半のコースは海からの風がまともに吹き付けます。豚汁のおかわりでお腹がいっぱいになってしまったのでペースダウンして、周りの参加者に声をかけながらゆっくり走ることにします。「お疲れです、強風ですね、今日はどちらから?…」だいたい九州の方でしたが、大阪から参加の方も。
14:30 第3エイドは通詞島近くの漁港の一角。イルカウォッチングのクルーズも出航しているようです。ゴールまで約30kmとのことで、もう誤差みたいなもんだと軽く考えていたら、ここからゴールまでが長かったwwwとうとう小雨がぱらつき、タイヤからはねあげた水がレーパンを濡らします。泥除け下さい。
15:50ゴールはスタートと同地店。ゼッケンチェックを受け、ぜんざいの振る舞いをいただきました。となりで販売していた袋いっぱいのみかんを買いました。「おばちゃん、みかんなんぼ?」「300万え~ん」久しぶりに聞いたフレーズ…
ジョーロを持ち込みバイクの汚れを洗い流していたチームがありましたが、考えたな。
スタート/ゴール地点の施設にあった散水栓を使っている人も見かけました。それはいかんやろ。
着替えて自転車を収納し、「道の駅有明・さざ波の湯」へ。前泊した道の駅の入浴施設ですが一般500円。参加者でさぞかし混雑しているかと思いきや、男湯には35人程度の入浴客。それほど込み合っていませんでした。時間が遅かったからかもしれませんが。浴場にはボディーソープとリンスインシャンプー完備。さっぱり着替えて帰路に着きました。
■謝辞
駐車場整理や受付、進路誘導、エイドまで小雨の中スタッフが活躍していました。感謝。
この大会は民間団体(熊本県サイクリング協会)主催・運営で、自転車ブームに乗った新興イベントでよくある運営会社への委託や、行政と組んだ実行委員会方式のようにはいかないものの、適切な運営であったと思います。多謝。
価格評価→★★★★☆安くはないが、高いとも思わない
評 価→★★★★★次回もぜひ