購入価格 ¥失念(7000円程度だったか?)
ミノウラの廉価な簡易フレ取り台。
折りたたんで持ち運びやすく、簡単に収納できるのも便利。
こんな風に籐椅子に乗せてこれを抱え込むようにして作業すると楽です。
画像は旧品です。現行品はTrue Proという名称で、フレ取りゲージなどが更新されており、見栄えが良くなっています。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=3332&forum=82それにしても、剛性がない。何だかヤワヤワ。したがって、ヘンな力を左右に加えないようにそ~っとまっすぐセットして、ホイールを回すときはまっすぐに力を加えて、といった配慮が必要です。というわけで、強靭堅牢なフレ取り台を使い続けている方には、とてもこのレベルの製品では満足できないでしょう。
フレ取りゲージの中央に目盛が付いていて、センター出しの参照として使えるようになってはいますが、そもそもこの工具のセンターがちゃんと出ているのかすら怪しいので、時々ホイールを裏返してセットしながらフレ取りを進めます。なお、トライゲージというセンター出し用の三角物体が付属していますが、マジで怪しげなので使いません。
こんな風に書くと悪口ばかりのようですが、しかし、だからといってこのフレ取り台を使って高精度なホイールを組むことができない、などということは全くありません。ワタシ的にはもう、このチャッチィ~フレ取り台で全く必要十分。貧乏性の私にはピッタリ!
センターの確認はちょっとくふうするのもよいかと思います。先ほど述べた「裏返し作戦」ですでに十分すぎる精度が出てしまうでしょうが、私が古くからやっている方法は次の通り。
リムの対角線上に糸を張って、ハブセンターと一致するかどうかを見て、センターの出具合を確認します。ハブセンターの印しつけは、懐かしの文房具「デバイダ」を使うと便利です。
この手の製品は、ちゃんとホイールを挟んでくれれば用を為します。あとは使う人のくふうでホイールの精度はちゃんと上がるし、強靭堅牢なハイエンドのフレ取り台を使った場合と全く同じ品質のホイールを組むことができるはずです。ただし、時間が少しだけ余計にかかりますが。
ロードに乗って30年が経ちます。昔はホイールと言えばほぼ、手組が当たり前でした(手組なんていう言葉すらなかった)が、何とフレ取り台の購入はこれが最初でした(!)。何をどうやっていたのか、説明すると長くなってしまいますが、ホイール組などは、フレ取り台がなくても、くふう次第で如何様にでもなる、というのが私の結論です(笑)。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★☆☆