購入価格 ¥9,200
夜、一時停止を無視して飛び出してきた自転車に自転車ごと吹っ飛ばされ、明るいライトの必要性を感じて購入。
ほぼ同時に、PHILIPS LED Bike Light(以下LBL)も購入したので、これとの比較を交えながらレビューしてみる。
まずは配光。本製品の光は、大まかに3つに分かれており、それぞれ緩やかに分断されている。
視認性は良く十分だが、フラットな配光のLBLほどではない。
また、LBLはA2よりも横に幅のある光で、真っ暗なカーブで曲がる先をより照射するため、A2よりも速度を落とさずに曲がることができる。
河川敷などの直線的な道路を走る分には、大した差ではない。
照射面積が広いということは、街中においても路面や建物の外壁を照射し、進行方向にいる人たちに自分の存在をアピールする能力も高いということ。
街中しか走らない人にも、明るいライトは大いに使う価値のあるものだと思う。
大雑把に両者を比較すると、A2のHIモード(2700mahで5h)と、LBLのECOモード(2450mahで8h)が視認性においては同程度であるといえる。
もちろん明るさはA2のHIモードが上だが、LBLの縦にも横にも広い照射面積や、フラットな配光が光の弱さを補っている。
私は両者を同様に、明るい間はリュックサックに入れて携行しているが、LBLのレンズには小傷が見受けられるのに対し、A2のレンズには殆ど見受けられない。
爪ではじくと、A2のほうが厚みがある感じで、しっかりした音がする。
A2のスイッチは硬い。ハンドルに取り付けた状態で指一本で操作するのは不可能。
強く押し込めばライトが下を向いてしまうため、指と指で挟みこむようにして押さなければならない。信号で停止してライトを消したいとき、走行中、暗い場所に差し掛かりモードを変えたいときなどにやや不便さを感じる。一方、LBLのスイッチは、1歳4ヶ月の姪が指一本で操作できるほど軽い。
LBLとの比較としてはこんなところか。読み返すと、私が抱くA2のイメージとは異なる、やや悪いイメージを抱かせるような文章になってしまったかもしれない。
私の中では、A2もお気に入りの優れたライトなのだが、LBLが比較対象だったことと、私に文章力がないので、結果としてこのようなレビューになってしまった。
LBLとの比較はここまで。ここからは、友人の所有するA2と私のA2を比較してみる。2個体しか見てないが、個体差が大きいと感じたからだ。
1点目、3つある光の層のうち、真ん中の層が、私のA2は公式サイトの画像とおり、横に幅広いのだが、友人のA2はスポット的である。
実際に自転車に取り付けると、路面の照射面積が明らかに異なる。スポット的なぶん、明るいので友人はこれもまたよしと言っているが、
画像の配光を期待して購入した人の中には、戸惑う人もいるのではないだろうか。
2点目、電池収納部分下側のブラケットとの接合箇所の厚みが、私のものと友人のものとで異なる。
私のものは厚く頑丈なつくりで、友人のものは私のものに比べて薄い。マイナーチェンジでもしたのかもしれない。
友人のA2は、半年近く使ってるが特に不具合は無いようだ。
最後に。
A2にしろ、LBLにしろ、明るいライトというのは、暗い道を意味もなく走りたくさせるような、また、暗くて長いツーリングの帰り道を、楽しいひと時に変えてくれるような魔法を持っている。安全以外にも得るものは大きい。
価格評価→★★★★★(ちょっと高いが作りは良い)
評 価→★★★★★(5段階絶対評価ならA2もLBLもどちらも満点)
<オプション>
年 式→
カタログ重量→?g(実測重量eneloop pro 4本込み 264g)