AZ リチウムグリース
購入価格 ¥失念(たしか¥200以下@80g)
まず、グリースって何なんだ?工学系の背景知識はないので、お勉強。
「グリース(grease)またはグリスは潤滑剤の一種で、油よりも粘度が高く流動性が無いため常温では半固体または半流動性を呈する。基本的には液状潤滑油にカルシウム・ナトリウム・リチウム・アルミニウムの石鹸(脂肪酸の塩)等の増ちょう剤(増稠剤)を均一に拡散させ、ゼリー状にしたもの」(Wikipedia日本語版より)
それから、
http://www.kyodoyushi.co.jp/grease/index.html ここも非常に参考になりました。
ボルトへの塗布、アルミコラムの腐食防止、ヘッドパーツやBBベアリングの防水、ホイールハブのカップアンドコーンベアリングのメンテナンス、すべてこれ一つでまかなっている。
今のところ、全く問題は起きていないし、性能が悪い、不快だ…ということもない。
(とはいえ、雨中走行を経験したら、ヘッドパーツやBBは点検し、グリスが濁った質感になっていたらグリスを入れ替えることにしていますよ)
そんな感じの使用状況では、80gの小さい蛇腹チューブでもロードバイク1台のメンテに普通に使うペースで、軽く1年半くらいは持ってくれる。現在、2本目に手をつけたところである。
蛇腹のお尻を押すようにして、直接部品に乗せるように塗ったり、トレーに押し出したりして使っている(チューブの口にネジの先を突っ込んでおしまい、ってな手抜きもするけど)。いちおう、ゴミや気泡を入れないように、こまめに蓋をするように気をつけてはいる。最初のほうはグリースの粘性が蛇腹チューブの復元力よりも強いために空気が入り込むことはないのだけど、内容量が減ってくると力関係が逆転してしまい、チューブ内に空気が進入してくる。グリースガンにセットして使うのが本当なんだと思う。
冷静に上記解説ページを見ると、確かに究極の性能ではないけど、防水性も耐熱性も○だし、正しく使用している限り問題はなさそう。まずもって130℃がハブやBBの周辺で起こっているとは考えられないし(100℃になるかどうかだって怪しいもの)。シマノ謹製?デュラグリスがカルシウム石鹸基グリースであるといわれていることを考えると、十分以上の性能なのだろう。
信頼と安心料を込めてデュラグリースを使うか、じっくりスペックを見極めてホムセングリースを使うか。オイルの選択と同様に、自分が何を求めるか、差し出せるものは何か(お金なのか、調査に要する時間やら何やらなのか)を考えて選択すれば良いと思います。
価格評価→★★★★★(値段を忘れてしまうレベル)
評 価→★★★★☆(普通だが必要十分)