購入価格 117GBP (約¥13,000)
スパイクタイヤを手に入れ厳冬期も通勤可能になったため購入。
通勤は日の出前の早朝と日が沈んだ夜なので体感温度は相当低い。
しかも朝は体が十分に暖まっていない状態なのでなおさら寒い。
◆特徴
いわゆるMTB用SPD互換シューズだが、極端に暖かい。
メーカーの想定使用温度帯はなんと -35℃から+5℃。
Gore-Texが使用されているため防水透湿性がある。
◆サイズ感
私の足はかなり強烈な幅広甲高で、特に甲の高さに定評がある。
シマノのEサイズは幅はギリギリ足りるが甲が低いため短時間しか着用できない。
パールイズミは幅と甲の両面でアウト。Serfasは若干幅が狭いが甲はOK。
しかしNorthwaveはとても良くフィットしてくれることを知っていたため購入した。
夏用シューズは41.0でピッタリ、41.5で若干右足が緩いといった感じだが
今回は冬用ソックスを履くので42.0を購入した。シューズタグのcm表記は27.5cmだった。
実際に履いてみると、41.5でも良かった感じである。ただフィットシステムが優秀なので緩くて困ることはなかった。
おそらく厚い靴下を履くことを想定して若干容積を大きめに作ってあると思われる。
足形そのものはいつものNorthwaveだった。
◆フィットシステム
届いてから初めてわかったのだが、外側のベルクロフラップの内側は
ワンタッチタイプのシューレースで締め上げる構造だった。
冬用グローブ着用を想定した長めのレースとタブが操作性抜群。
ストッパーも大型で操作しやすい。正直感動的なほど使いやすい。
この構造もあって包み込むようにフィット感を調整可能。素晴らしい。
外側のベルクロでこれらをカバーする格好になる。実に合理的である。
◆暖かさ
とんでもない暖かさ。自転車用のストイックなブーツをイメージして履くと驚く。
足を入れた瞬間にもうじんわりとぬくぬくである。
中綿が挿入されているだけでなく、内側がフワフワでなんとも心地よい。
インソールも一工夫されており、断熱のためウレタンのメッシュが貼り付けられている。
・・・のだが、つま先側1/3くらいの部分は断熱素材がついていない。
もちろんペダリングのダイレクト感を出すためなのだろうが、
そのせいでクリートを踏む部分だけがピンポイントで冷えてくる。
「ここだけ」が冷たいというまさかのうっかり仕様である。
シューズのコンセプトはよくわからないが、個人的にはダイレクト感よりも
暖かさを優先していただきたかった。
インソールは自分で何とかすればいいだけ、とも言えるが。
◆ソール
オーソドックスな作りで、クリート取り付け面がかなり広めなので
干渉しやすいSpeedPlay Frogのクリートも問題無く取り付けできた。
調整幅も広い。おそらくどんなクリートも使用可能だろう。
この取り付け面はアーチが小さめなので収まりも良い。
[Carbon Reinforcement]の表記通り、かなり硬いソールでレーシング仕様。
バリバリ攻める人でも満足できると思う。ヒールカウンターもガチガチ。
ちなみに、先端にある2本の赤いスパイク(?)はどうやら雪に食いつくようになっているようで
そこそこ柔らかい樹脂製。
感心したのは歩くためのソール部分がスタッドレスタイヤのようなやわらかい素材で出来ている点。
ぬれた道、雪道や凍結面でもわりとよくグリップしてくれる。
◆使用上の注意点
・ベルクロが足首の最上部まで存在するため、足を挿入する際に外側に広げないと
ソックスやタイツに会心の一撃を入れてくる
もし足の冷えに悩まされているのであれば、
この唯一無二の超防寒MTBシューズは究極のチョイスであろう。
そして最もすばらしいのは価格設定だろう。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★
<オプション>
年 式→2011
実測重量 480g / Size:42