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ワンタッチピクニカのホイールの回転の悪さで最後に手を出すと効果がある可能性があると聞いて、
フリーのグリスアップをしてみる事に。
フリーボディの分解工具は、シマノが分解するなと言う方向性らしく
早々に販売を終了してしまったそうなので、
(ちがうだろ!専用工具が販売終了前の時代の自転車のフリーは分解整備前提じゃないのか?)
DIYerのほとんどはソケットを削り出すこの方法で自作している。
私がベースに使ったのは外径がほぼ30mmの粗悪な1/2の22mmソケット。
ディスクグラインダーの切削用ので、グラインダー本体に支点を置いて削ると速攻で削れます。
高価なものほど削りにくいかもしれません。
切断歯に切り替えて、突部分の角をそれなりに出して割とメチャクチャな精度で完成。
ここまで一度も油性ペンとかでマーキングすらしていません。
しかし回すに辺り長ネジで固定してやるので、適当でも良いのです。
パイプ状のものを掴んだだけで軽く50Nmとかで回せるクニペックスコブラとかがない人は、
モンキーとかがかけられるように溝を掘る必要があると思います。
その場合は電動工具がないときついので、シマノの他の工具を削って作ってる方もいました。
これの、ちょっとツメの寸法がでかいだけの似た工具があるそうです。
また、自動車用のo2センサーをはずすソケット(7/8インチ=22mmという規格)も上部にレンチがかけられるものも多いので、
それをベースにするという手もあるかと思いますが、安価なものほど外径が30mmでなく32mmぐらいのものが多いっぽいです。
(安い=強度を稼ぐために肉厚が厚い)
ここはかなり固着してはずれない場合がある、という前評判だったのですが、私の個体だと回す方向さえ間違わなければ、長ネジで固定することもなかったな、というぐらいの印象でした。
むしろ、貫通マイナスドライバで叩けば外れるぐらい。(BBもそれで外れたし・・・)
やはりこのへんは雨ざらしになってるかどうかで大きく差が付くところだと思います。
また、はずれた場合、片側3mmとかの24個の硬球が入ってるので、私はプラスチックの箱の上で作業しました、
硬球が小さく多いので、球状のものを掴むビーズ用のピンセット
(ミネシマのF-20が350円ぐらいとお手頃で流用されてる方も複数居るようです)かがあればちょっと楽かなと思いました。
個人的に微妙に欲しいかなと思ってた、マダニ処理用のピンセットも似た形状なので流用できるかもしれませんが、
膨れたマダニの大きさを考えると大きすぎな気がします。
私は、フリーハブは逆ネジである事を知らずに思いっきり左に回してしまいましたw
しかも、回らないから、パイプのエクステンションまで噛ましてw
で、ちょっと回ってしまったんですよね・・・
そのせいか、元に戻したらフリーがちょっと固定っぽくなってしまったので、
アルミ缶を切り出した0.1mmのシムを挟んで事なきを得ました。
元々は変な突起が付いた1.0mmのシムが入っていました。
シムだけで玉当たり調整としているので、何枚かシムが入ってるホイールもあるようです。
グリスもフリーハブ用のが良いらしいのですが、
これも調べずにデュラグリスを突っ込んでしまいました。ただ、量は少なく、
背面から水が入り放題な構造のため一般車等で耐久性を重視する場合はアリという話もあります。
5%の坂を含む1kmほどの坂道下りのテストで、ハブのみグリスアップ、フリーグリスアップ(フリー少し固定化状態)、
フリーグリスアップ(シム0.1mm追加)、ホイールバランス取り後
いずれも速度に変化がありませんでした。
ここで、フリーのグリスをフリーハブボディグリスに変更すれば変わるのかもしれませんが、
ここまでの整備前後で変わらないので、どうかな?といった感じです。
しかも、ワンピクの場合はシールとかが皆無で隣の部屋同士つながってるような構造で、
むしろデュラグリスで浸水抑止と浸水時の流出を防ぎたい感じです。
ちょっと流れ出ればグリス使い分けたところでお互い混ざるよね?という疑問もあります。
私が開けたのはワンピクのベルトフリーですが、
jisakufreeさんが開けたものと規格が同じだと思います。
測るのを忘れてしまいましたが深さは1.5mmは確実にあるが、
2.0mmあるかは微妙、という規格のものでした。
ハブシャフトは抜いた後の作業で内径側に制限はないので、
固着がきつく無ければ4×30の鉄のバー材みたいなものを巨大なマイナスドライバのようにしてバイスグリップで挟んで回せるかもしれませんねw
はずした部品、まともな写真が残ってなかった・・・
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★