購入価格 ¥1800(久里浜〜金谷|往復)
先週末、時折ご一緒させていただいているチームの忘年会ライドに参加しました。予定では木更津集合でしたが、所用があり、久里浜まで自走し、そこからフェリーで金谷まで渡り、木更津から南下するメンバーと合流した次第です。走るのに必死(?)であまり写真が無いのですがご紹介したいと思います。
■ルート
・自宅〜久里浜
自宅は横浜市の中区です。ここから間門というところに出て産業道路経由で追浜付近で国道16号線に合流、横須賀から134号線に入り久里浜を目指します。普段三浦一周するときは観音崎経由で沿岸部を走りますが、内陸部をショートカットすると意外に近い。産業道路は国道16号線とほぼ平行し根岸のコンビナートを横目に走るルートなのですが、週末、下り方向は結構空いてます。トラック等の大型車両も多く、公道を走り慣れていない方には怖いかもしれませんが、トラックのドライバーさんは、市バスのドライバーなどに比べると実はジェントルで大型車の巨体がサイクリスに影響を与えない様、適宜助走してくださったり、路側の幅を意識してはしってくださいます。よって、自分がココはしってるよ、どっちにいきたいよというアピールさえきちんとできれば車両との共存はそんなに難しいことではありません。向かい風ではきついルートなのですが、信号が少ないのもありがたいです。私はよくコンビニで良さそうなペースのサイクリストを探し、途中引いてもらったりしています。
1時間半程で久里浜着。
・久里浜〜金谷
久里浜から金谷までは1時間おき、毎時20分(10時20分とか、11時20分とか)の船便がでています。車両の入るスペースにそのまま自転車を乗り入れることができます。船内では手摺の様なパイプに自転車のハンドルをひっかけ、車輪にくさび状の物体をかませて固定をしてください。出航から40分ですでに千葉県。あっけない程近いです。乗り降りにストレスが無いので(輪行したりする必要がないので)、大変近い印象をもちます。乗船料は自転車のもちこみを含め、往復で1800円也、輪行して手荷物として自転車を船内に持ち込む場合は若干安価だそうです。
船内では軽食をとることも可能ですので補給もできます。ドリンク類も500mlのペットボトルは150円だし、缶コーヒーも120円のままなので良心的。
・金谷から410号線へ
木更津からの南下のルートが410号線だと思われたので、宿で合流の予定でしたが、すこしペースをあげて410号線との合流点を目指しました。
金谷から有名な鋸山(むかしは石切場だったそうです)を横目に、沿岸部(127号線)を南下します。5kmほど走ったところで、保田で左折34号線に入り、一つ小さな峠(横根峠)を超えると、410号線との交差点に至ります。峠を下り切ったところにあるコンビニを右折すると88号線.他に分岐はないのでここをスルーして鴨川方面走れば410号線、、、大変道がわかり易く助かりました。
運良くここで木更津からの一段と合流できたので、交差点近くの道の駅の様な施設で昼食をとり午後のライドに備えました。
・410号線から88号線へ
部長?の提案で合流点より2〜3km南下したところにある「酪農のさと」という牧場から右折、千葉最高峰の愛宕山を登りました。前述の横手峠は高低差150m程、勾配5%という程度のなんてことの無い峠でしたが、愛宕山は高低差が300m程で区間勾配7%/最大の勾配10%程なので、ひさしぶりに長距離走る当職にはすこしキツかったです。しかし、峠の途中で見下ろした410号線沿いの風景は素晴らしかったです。ここから自衛隊の施設(立ち入り禁止)を横目に登ってきた方向とが反対側に斜面を下ると88号線に合流します。
この下りは道幅も自家用車同士のすれ違いがギリギリという感じで、路肩には落ち葉も浮いていましたので多少の緊張感を強いられました。概ね35km/h〜40km/hでクリアしましたが、路面も多少あれているのでこれ以上の速度はきついと感じます。
・88号線から千倉へ
このルートはどちらかと言えば坂ははあまりなく、北海道の牧草地の様に起伏のある直線道路を淡々と走る感じです。集団走行でドラフティングしながらパスしないと幾分退屈。丁度回帰月食の夜でしたので、左手にでてきたばかりの丸い月をみながらのライドはなかなかでした。日没の前には西側に奇麗な夕日も見えました。
この日は結局、自宅〜久里浜で35km、金谷〜千倉で70km程の走行距離でした
・千倉から金谷へ
翌日は千倉から延々と沿岸部を走り(127号線)金谷に戻り、久里浜から自走で帰宅(千倉〜金谷で60km程、久里浜〜自宅で35km程)。両日の獲得標高は1100m程度でした。木更津から410号線のルートの場合は途中、峠がありますので獲得標高はもうあと500mm程度多くなる様です。
■湘南から房総へ
三浦半島を一周する場合、ルートは結構限られてしまうのですが、房総半島は大きいですね。先の方だけでもなかなか良い坂もあり、海もあり、大変楽しめました。今回は大人数でのサイクリングだったので、途中休憩もマメにとりながらのライドでしたが、ややルートを簡略化すれば、十分日帰りでも楽しいと思います。
また、京急バスは輪行袋の積み込みの制限が(いまのところ)無い為、メンバーの一部は横浜や品川からバスで木更津に出て、そこからの自走だった様です。高速バスであれば、8時ころ都内をでて、9時半からライド、たっぷり(とは言っても120km)走って久里浜にでて自走で150kmは走れそうなので、またチャレンジしたいです。
普段仕事の合間にちょこまか近場を走るため、どうしても三浦/湘南界隈がメインのルートになってしまっていましたが、大きな茅葺き屋根の家々や野焼きをしている畑を眺めたり、ドライブインというよりは町営食堂みたいなレストランで食事をしたり、車も人もいない峠を登ったり、自宅からわずかなところでこんな体験ができるとは思いもよりませんでした。
交通量も神奈川に比べれば多くはありませんので、Garminのログをみると、ペダリングタイムと走行時間がほぼ一緒です。オフシーズンのLSDにも良いのではないでしょうか?さらに言うなら、網の目の様に通っている県道は分かり易く、周回路を組んだりすることも可能です。房総半島、かなり楽しいです(帰路、船から三浦半島をみるとちょっとほっとしたり...)。
フェリーをつかった小旅行かなり楽しいでの東京/神奈川の方にはお薦めしたいです(写真は房総最西端、州崎灯台から見た富士山)
価格評価→★★★★☆(自宅から僅か2時間強で異世界のライド)
評 価→★★★★☆(房総半島の雄大さに打たれました)