購入価格 ¥648-(補給食及び飲み物代)
佐渡のサイクリングコースといえば、ロングライドをはじめとして海岸沿いが有名ですが、「美しい山道もあるよ」ということで峠越えのコースを紹介します。
今回紹介する峠は、県道佐渡縦貫線の旧畑野町~旧羽茂町と県道両津真野赤泊線の旧赤泊村~旧真野町で、この間を海岸沿いの県道佐渡一周線(ロングライドのコース)でつないでいます。どちらの峠も県道とは名ばかりの基本1車線道路で部分的にはかなり狭い区間もあります。しかし、路面状況は比較的良好で最大勾配10%強と激坂はありません。
そしてなにより、日本の正しい農山村と漁村の風景を一緒に味わうことができます。
【コース概要(ルートラボより)】
・距離 :66.5km(畑野発で一周した場合)
・最大標高差 :477m
・上り平均勾配:5.4%
・獲得標高 :1,213m
【畑野~羽茂(県道佐渡縦貫線)】
旧畑野町からの県道佐渡縦貫線は、小倉川に沿って上がり始めます。最初は道幅も2車線で勾配も穏やかですが、上流へさかのぼるにつれて道幅は狭く、勾配もきつくなっていきます。
小倉川を離れ山の斜面に沿って上るようになると車のすれ違いは難しくなり、勾配も10%を超えるようになります。山の中にも集落(猿八というらしいです)や田んぼがあり、まるで昭和にタイムスリップしたような風景です。
猿八の集落をすぎると広葉樹の林の中を上っていきます。周りには山しか見えず、「本当に島の中にいるのだろうか?」という気分にさせてくれます。僕が通ったときには道路上に落ち葉が大量に落ちていました。前日雨だったこともあり、急勾配のところで気を許すとホイルスピンをしそうになりました。道路の舗装は比較的良好ですが、時期によっては注意が必要です。
峠の最高点(477m(ルートラボによる))は林道?との十字路になっています。下りも相変わらずの曲がりくねった1車線ですので、スピードを上げて下るのは危険です。
しばらく下ると棚田や集落の中が見られるようになります。こちらの集落は南側に面しているせいか、明るい感じがし、日本の伝統的農山村といった風景です。
さらに下ると、2車線道路になります。ところどころ狭い場所もありますが、快適なダウンヒルが楽しめるようになります。
そして、下りきったところが旧羽茂町の市街地です。ここには、コンビニ・スーパー・ホームセンター等がありますので、買い物はここで済ませた方がよいです。
【羽茂~赤泊(県道佐渡一周線)】
旧羽茂町の市街地を過ぎてさらに下ると、海岸沿いの佐渡一周線にでます。今回は左折し、ロングライドと逆向きに走ります。この区間は2車線確保されており、車も多くないので、快適に走ることができます。天気がよければ遠くに本土の山々が見え、佐渡を走っている感がいっぱいです。
【赤泊~真野(県道両津真野赤泊線)】
旧赤泊村の市街地で海とさよならし、再び登りに入ります。県道両津真野赤泊線の赤泊側の赤泊側は基本1車線ですが、すれ違いに苦労するほど狭くはありません。反面、車の通行がそこそこあるので、走行には注意が必要です。
傾斜は佐渡縦貫線よりは小さく、標高差も360mと比較的小さいので、途中で足が売り切れないように上っていけば最高点まで到達することができます。
最高点からは旧真野町の市街地までは、すべて2車線であり、見通しもそこそこよいので、あっという間です。
佐渡ロングライドで210km完走できる方及びヒルクライムで大佐渡スカイラインを上りきれる方ならなら楽勝です。是非、イベント以外でも佐渡にお越しくださいませ。
価格評価→★★★★★ ←島民料金
(島外からは別途¥4,880-(両津-新潟往復カーフェリー代2011.11現在))
評 価→★★★★☆ ←道の狭さに-1