購入価格 ¥7,500(ロードソロ)+1,500(パドックパス) ※第8回大会
前回レビューを上げた時は自身初参加の2011年第2回大会。
その後イベント自体が大変気に入ってしまい、第3回、第4回 …と出場し続け、先日気が付いたら第8回大会を走っていた。
7回も出ると色々追記事項も出てきたので、追加レビューを投稿したいと思います。
【タイムスケジュール】
簡単な時間感覚を載せます。関西近郊の人の場合、昼まで爆睡した後のんびり準備してから会場に向かえば良いので、夜型人間には超お勧めのレースイベントとなっています。(笑)
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開門・ピットオープン/17:00 ~
選手受付/17:30 ~19:00
試走/18:30 ~19:30
ライダーズミーティング/19:35 ~
開会式/19:40 ~
競技(3時間エンデューロ)/19:45 ~22:45
表彰式&抽選会/23:00 ~
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※第8回の公式HPより抜粋。
終了時間は23:30~40分ぐらい。
閉門は00:00です。
【会場入りについて】
交通手段は、阪神高速湾岸線、阪神高速堺線、国道26号線、JR、南海等、色々選べますが、どの手段にせよ大阪製鐵堺工場の巨大な敷地を迂回したり、中央分離帯のせいで曲がれなかったり等々、道がちょっとややこしいです。
個人的には国道26号線大和川南交差点から西方向に進み、阪神高速湾岸線の真下にある交差点を右折し、大和川の堤防沿いにJ-GREENまで続く裏道が分かりやすくてお勧めです。Amazonの巨大な倉庫がJ-GREENの隣にあるので良い目印になります。
84R様より場内の案内が悪いとの指摘がありますが、確かに私もそれは感じています。
レース参加者の会場入りと昼間のサッカー練習場利用者の怒涛の帰宅ラッシュが重なって周回道路が渋滞状態となるため、場内案内役の警備員さん'sは「とにかく出せ出せ」状態となっているためと見受けられます。事前に場内の地理を把握し、ピットエリアや駐車場エリアの入口でしっかり止まって意思表示しないと、渋滞の最後尾に案内されてしまうので要注意。
余談になりますが、
大阪の自転車乗りには超有名な 堺浜の周回コース
堺浜クリテリウムの会場
弱ペダの 帰阪中の鳴子君 vs 京都からロングライド中(?)の御堂筋君のスプリンター決戦の舞台
等々で有名な"堺浜"はこの付近一帯の地名です。
会場に早く着き過ぎた場合はJ-GREENの南側の海を挟んだ対岸、SHARP堺浜工場付近に当該エリアがありますのでウォーミングアップや聖地巡礼に是非どうぞ。
【駐車場について】
前回のレビューにもあるように、パドックパス購入者向けピットエリア(エントリー時に1,500円で購入可)と、当日入場者向け駐車場エリア(駐車場エリア入口で600円徴収)があります。どちらの場合でも、J-GREEN入口ゲートで駐車券を受け取って入って下さい。帰りはゲートが解放されており、2重に料金を取られる事はありませんのでご安心を。
ピットエリアは街灯がそのまま作業灯代わりになりますし、駐車場エリアへ行くにはコースを横断する必要があるのでレース中はほぼアクセス不可。個人的にはピットエリアの方が断然お勧めです。
【露店など】
小規模ですが屋台が出ます。
大会本部では『名物 スパムおにぎり』が購入可能。おにぎりの上にスライスして焼いたスパムが乗っている握り寿司のような形状で、ワサビ部分にはマヨネーズが入っているという食べ物。おにぎり部分とスパム部分は海苔で縛ってあり、スパムがずれにくく食べやすい。
これがなかなか美味で、レース前に食っても胃もたれせず炭水化物やタンパク質等が摂取可能。おにぎり部分やスパムの味付けが毎年マイナーチェンジされ美味さに磨きが掛かる。出走前に食う人の他、その日の夜食や次の日の朝飯の為に買い溜めて行く人も居る。(←私だ。)
価格は1個150円です。
スパムおにぎりの
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★(毎年楽しみにしています!!)
その他にも数件の屋台が出ますが、内容は年によって違うのでそれは当日のお楽しみで。
他には、マトリックスパワータグのマシン整備を担当しているサイクルショップ金太郎様によるメンテサービスの他、地元堺市が世界に誇る大企業、SHIMANOのサービスカーが来たり来なかったり、これまた地元大阪市の企業であるCATEYEのライトのお試しレンタルという夜のレースだからこそ出来るお楽しみがあったりなかったり、CATEYEのライトが安く買える露店が出たりでなかったりする。
【特別ルール】
周回方向が時計回りの為、右車線が遅い人で左車線が速い人兼追い越しレーン。日本の公道や他の大多数のレースイベントとは逆なので注意。
前レビュー時点では、『ライト推奨』だったと記憶していますが、今は試走も含め前後ライト必須です。前後1灯ずつ装備していればルール上はOKで、ブルベのように複数本装備するのももちろんOKです。ライトが切れると強制ピットインになるので、ライトのバッテリーの点検は確実に。
私の場合、前後ライトフル充電&クルマの取出し易い場所に予備を1セット置いてからスタートしますが、今のところ後者の出番はないです(^^;
機材に関するその他のルールは、DHバー禁止とかTTバイク禁止とか突起物禁止とか、他のレースイベントでもよくあるルールと同じ。小径車やフラットバーでの参加もOKです。
【コース】
コースマップ
第8回公式HPにあった画像をちょびっと加工。
このように、コース上には右コーナーしか存在しません。
厳密にいえばピットエリアに左コーナーがあった気がしなくもないですが、傾斜は大和川沿いのストレートにあるちょっとした下りと入門ゲート付近にあるちょっとした上りだけだ。高低差は1mあるかないか程度の超ド平坦。上手く集団に乗って協力し合ってローテを回せば高速巡航も楽々です。
コースには右コーナーしか存在しないうえに右側通行左側追い抜きルールがあるため、右の高速タイトコーナリングという普段遭遇しそうで案外遭遇しない種類のコーナーを攻めまくれる。慣れてくればマシンを一気に倒しこんでガンガン回れます。
ただし、時期的に風が強かったり寒かったり雨が降ったりといった気象の変化が多く、そもそも夜間走行への慣れも必要とされるため、単なる走力より総合力が試される。
【私から見た堺ナイターエンデューロ】
最初から最後までとにかく賑やかで明るい雰囲気の大会です。
夕方になると自転車乗り達が堺の港にゾロゾロ集まってきて、名物(?)スパムおにぎりを始めとする美味い露天飯を食べつつ談笑しながらスタート準備&試走を行います。
試走が終わったら大会名物となりつつあるマトリックスパワータグ安原監督のライダーズミーディングを拝聴。安原監督の演説はコテコテの関西弁なので、本レビューではその一部を関西弁でお送りします。
~安原監督の名言~
-中略-
「今日のゴールはコース上には無い!!」
「んー、無いっちゅーたらおかしいな。」
「レースやし一応ゴールはあの辺にあんねんけど、あれは順位決めるだけの仮のやつでホンマのゴールちゃうねん。」
「今日のホンマのゴールはな、お前らの家の玄関にあるんや。」
「抽選会終わったら時間遅なるさかい、みんな気ぃつけて帰れよ!!」
「ほな、あんま喋っててもアレやさかい、みんな怪我だけないようにレース楽しもか!!」
_人人人人人人人人人人人人_
> いぇーい!! (>▽<)/ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
毎年こんな感じだ。(笑)
盛り上がった所でパレード走行開始。
コースを1周して最初のスタートラインまで帰ってきたらリアルスタートとなり(ローリングスタート形式)、3時間堺の工場地帯にあるサッカー練習場の外周道路を爆走します。コースはなんせ右コーナーしかないド平坦の周回道路ですので超簡単で分かりやすく道幅もそこそこありますので走りやすいです。路面は普通のアスファルトなので雨でもグリップは良い方だと思います。右コーナーしかないので速い集団と遅い集団の走行ラインが交錯しにくく、接触による落車事故も少なく感じます。思う存分右コーナーを攻めまくれます。
ゴール後、頭がアドレナリン漬けになってテンションMAXとなった参加選手達は表彰式、抽選会、ジャンケン大会等々をやって大いに盛り上がる。イベント進行の途中で痛ジャージ着用者が登壇すればコスプレ撮影会が始まるし、レース当日が登壇者の誕生日だと分かれば全員でバースデーソングを熱唱する。(笑) レース中は何が起こるか分からないとはよく言うが、レース後も何が起こるか分からないのだ。
抽選会の景品は米等の食料の他、会場がサッカー練習場なのでサッカー関連グッズがわんさか出てくる。それも、希少度の高いサッカー日本代表選手のアレコレが幾つも放出される。でも自転車関連グッズは皆無という不思議。(^^;
そして、一通りイベントを楽しんだ後、
運営 「本日のイベントは以上です!! 閉門まであと20分!! 閉じ込められた人は朝まで待機!! 」
選手 「うっはw やっべwwwwwww」
って感じで慌てて機材を片付け、自宅ゴールラインを目指し退散していく。最後までノリの良い参加者達(私も含む)である。(笑)
参加者の賑やかでノリの良い雰囲気が本大会最大の魅力。冗談でも何でもなく本当にこんな雰囲気の大会です。走っている時はもちろん真剣勝負ですが、競技が終わったらお祭りイベントが勝手に始まる。大会主催者の意図ではなく、そういう地元の気質だと思います。
あ、よく考えたら大阪は"だんじり祭り"の本場でしたね。(一人納得。)
【まとめ】
おもろい大会(笑)
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★
<オプション>
年 式→2010~