Y'sカップエントリー料1チームで6300円、４人チームなら一人当たり1575円。
スポーツバイクデモは無料。
CBNでは悪名高きワイズロードのイベントです。
2011年は、エンデューロレース(Y'sカップ)と試乗会(スポーツバイクデモ)が同時開催されました。
私の主目的はレースです。というか、いつも通りカエラーの布教活動です。
ワイズロードは最近やたら店舗を増やしていて、いったいどこへ向かおうとしているのか疑問なのですが、
こういうイベントは大歓迎です。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、というわけでワイズのイベントなんか参加してやるかい！というのもありだし、
レースの参加料は安いし、サイクルモードで試乗するよりもゆっくり乗れるので、とりあえず行ってみるのも
ありだと思います。
場所は荒川沿いの彩湖グリーンパークです。
行ったこと無いのですが自宅から５０キロぐらいなので、深夜に家を出てのんびり自走で行ってたら、
もう少しで到着というところで案の定、道を間違えて北上していたはずが、いつの間にか東へと向かってました。。。
【レースカテゴリー】
ママチャリは禁止だが、リカンベントＯＫ！
こういうエンデューロレースでリカンベント参加ＯＫという大会は珍しい。
ベントライダーは、ロードよりも速いということを証明して欲しかったですが、コースが厳しかったかな。
コーナリングしやすいサーキットならリカンベントに勝ち目があったと思うけど。
カテゴリは以下の通り
・ロードソロ
・ロードチーム
・クロスバイクチーム
・マウンテンチーム
・ミニベロチーム
・車種混合チーム
・オープンソロ
【コース】
コースは１周５キロ程度です。
アップダウンが３箇所ありますが、大した斜度と距離ではありません。とはいっても、集団からちぎれない
ように頑張っていると、それなりに苦しく感じると思います。
風はカマキリ公園ストレートと呼ばれるホームストレートが向かい風、バックストレートが追い風でした。
聞いた話では、日や時間帯によって風向きが変わるらしいです。
短いストレートの区間に、チャリ暴走抑止用の凸があります。
工事中のちょっとだけ盛り上がっているような感じで、速度を上げて突っ込んでいくと、当然ながら
ハンドルにモロに衝撃を受けます。
２つ目の坂を上って、下りた先にシケインがあり、ここは速度を出すと危ないという理由で、下りから
シケインまでが追い越し禁止の一車線区間となっています。
同じコースをファンライド誌のイベントで開催した際に、落車が何度かあったらしいので、このような
処置をとったそうです。
先頭争いをするような集団だと、ここで周回遅れが間に入るのを嫌いますし、私のように周回遅れに
される方としても、殺気立った集団を邪魔しないように気をつけるので、お互いに神経質になる区間です。
ここで、大クラッシュになったという話は聞かなかったので、この措置は良かったのだと思います。
ピットレーンはかなり狭いので、十分に減速する必要があります。
ピットでは、コースに戻る人と交代の為に止まる人とで、少なからず衝突がありました。
速度は出ていないので、大きな事故にはなっていませんが、もうちょっと改善の余地があります。
ピットには、ソロ参加選手用のドリンク置き場も用意されていました。
ソロだと、チーム参加者に場所を占拠されて肩身の狭い思いをしなきゃならん事があるので、ソロ用の
場所があるのは嬉しい配慮です。
【その他レース関連】
落車は２回目撃しましたが、救急車のサイレンは聞かなかったので、大怪我をした人はいなかったと
思います。
レースの運営はどうなのかと心配していましたが、スタートがやや遅れたことと、直前になって遅い人が
コースの右を走るようになった(ピットが右側なので)ぐらいで、大きな混乱はありませんでした。
スタートはカテゴリー毎のウェーブスタートかつローリングスタートです。
ローリングスタートで１周目は追い越し禁止というのが、あまりよろしくなかった。
私の出走カテゴリーは一番最後にスタートし、１周は追い越し禁止なのでゆっくり走って、２周目に
入ってもしばらくの間は集団というよりは団子状態で道幅いっぱいに広がっています。
そこへ、スタートの早かった先頭集団が後方から迫ってきました。
先導のバイクがクラクションを鳴らし、道を空けるように叫んでいましたが、事態を飲み込めていない
参加者がいて、やや危ない状態でした。
ウェーブスタートの間隔と、ローリングスタートの追い越し禁止区間はもうちょっと煮詰めた方が
良さそうです。
【カエラー布教活動】
今回はチーム参戦です。しかしながら、カエラーは私のみ。まずは身近にいる人間をカエラーへと洗脳せんと
いかんな。
まずは、全員のヘルメットにカエルマスクを被せることから始めないと。
それはさておき。
入賞を狙うようなチームではないので、全く気負いもなく参加しました。
向かい風区間は、他人の後ろにピタリと張り付いてやりすごし、最初の登りでマークした相手を抜き去ります。
我ながら、イヤな走り方をしていると思う。
ヘアピン後の下りを「うおりゃー、パワーダイブ！！」と心の中で叫びながら増速し、速度制限用の凸区間に
突撃します。
この凸区間、ロードは手前の下り坂であまり加速していないので、MTBの独壇場となります。実際、速度差が
有りすぎて怖いぐらいでした。
追い越し禁止のシケインですが、出口を抜けきる前に加速を始めるのがポイントです。
シケインを抜けてから加速すると前との距離が開いてしまうのですが、シケインを抜けるちょっと前から加速して
シケイン通過後に、前を走る人に離されにくくなります。
バックストレートは追い風を利用して思いっきりかっ飛ばします。
後ろから、ちょうど良い速度の列車がいたら便乗したり、気がついたら後ろに付かれて先頭を引いていたりします。
って、おいおいお前らMTBに先頭ひかせんなよ。
まぁ、これも布教活動の一環だと思えば安いものか。
【スポーツバイクデモ】
試乗会(私は試乗せず)はやたら狭い場所でやってました。
正直なところ、あれではサイズが合うかどうかの確認にしかならないと思います。
と思ったら、レース終了後にコースが開放されて、コースでも試乗できるようになってました。
レース終了まで待たずに先に帰ってしまった方に残念でしたが、残ってた方は楽しめたのではないかと思います。
逆にコースが広くて１周１０分ほどかかるので、あれこれ試すにはちょっと時間が足りなかったかもしれません。
試乗車の他にも試乗ホイールがありました。
自分の自転車でホイールを変えたらどうなるか試せるのは、いいサービスだと思います。
これはサイクルモードでは体験できないですね。
こーぢ倶楽部が３本ローラーにチャレンジするブースを設けていたので、レース後にやってみました。
私は３本ローラー初体験です。
私のＭＴＢはロードよりもホイールベースが長いので、ローラーの前後幅ギリギリです。
まずは、相沢康司氏が自ら私のバイクに乗って大丈夫か確認。
あの、ペダルがスピードプレイなんですけど・・・
おかまい無しに手放しで乗る相沢氏。すげー！カエルライディング道場は伊達じゃないぞ。
私はというと、片手はハンドル、片手は横にあるバーを握った状態で両手でハンドルを持つまでに至りません
でした。まったく修行が足りてません。
電デュラではないですが、Ki2(電デュラをMTBに載せる改造キット)を触ってみました。
実走ではなく、固定ローラーでの使用ですけど。
ボタンでポチポチ変速するのは、ちょっと違和感がありました。
慣れの問題でしょうけど、ワイヤーの抵抗感がないので足の回転を合わせるのにちょっと戸惑いました。
しかし、フロントの変速はやっぱ便利ですね。とは言っても、私はアウター縛りなので必要ないですけど。
安くなっても買うかどうか微妙です。今使っているデュアルコントロールのシフターの方が使い勝手はいいのでは
ないかと思います。
Ki2だとどうしても、親指を伸ばして操作する必要があるのに対して、デュアルコントロールレバーは、
変速したいと思ったら即座に変速できるので。
サムシフターを使っている人なら、使い勝手が良くなるでしょう。
Ki2は日本でも売り出すそうですが、アルテグラ版が出るかは分からないとの話でした。
価格評価→★★★★★(文句無しに安い)
評 価→★★★★☆(星５だと誉めすぎな気がするので）
＜オプション＞
年 式→2011
