エントリー料￥12000か￥15000だったと思う。
【はじめに】
チームケンズ主催のスプリントディスタンスのトライアスロンです。
スプリントディスタンスは、スイム７５０m・バイク２０km・ラン５kmと距離は短く、初心者でも
参加しやすくなっています。
私自身も、これがトライアスロン初参加です。
場所は、東京都立川市にある昭和記念公園です。
トライアスロンはスイムがある都合上、海辺で開催されることが多いのですが、この大会は
スイムを流れるプールで行うので、海から離れた場所で開催されます。
参加しやすいと言っても、スイムで７５０mって普通の人は泳いだことないと思うので、それなりに
ハードルは高いです。
逆に言うと、スイムさえなんとかなれば、まず完走できます。
実際、DNFはほとんどいません。DNFになるとすれば、タイムアウトではなく、身体かバイクの
故障だと思います。
【現地入り】
普通の自転車レースと同じように、受付をすませて、参加賞とかゼッケンの入った袋を受取ります。
自転車レースと違うのは、指定のバイクラックにバイクを置いて、バイクのそばに、バイクとランで
必要なものを置いておくことです。
ゼッケンを忘れがちなので注意しましょう。
人によっては、シューズをペダルに付けた状態にしてあります。これは、慣れている人はバイクに
乗ってからシューズを履いた方が速いからです。
私は、自走で行ったので荷物を減らす目的もあってビンディングシューズではなく、スニーカーで
バイクに乗る予定でした。
現地に行き、バイクの周りに色々とアイテムを並べていて、自分の愚かさに気がついた。
あれれ、スニーカーをバイクのそばに置いておくと、スタートまでの待ち時間に履くものが無い！
なんてこったい、競技中のことは考えていたけど、待ち時間のことなんてさっぱり考えていなかった。
スタートまでの時間が短けりゃいいけど、私がスタートするまでよりによって２時間以上はあるし。
(レースが始まると、競技中の人以外はバイクに近づけない)
しゃあないんで、会場に出ていたお店で1200円のサンダルを買いましたよ。
そしたら、手元に残ったお金が800円・・・
話は変わってイマイチだったのが、バイク置き場への入口が狭かったこと。
バイクを押して歩くと、一人分ぐらいの横幅しかないので、渋滞してました。
レース中は広いコースが解放されていたので問題なかったのですが、次回は改善してほしいです。
【参加賞】
参加賞は、オリジナルデザインのＴシャツ、梅丹のぶどう糖ラムネ、日東紅茶と粉末のお茶です。
Ｔシャツは生地はスポーツ用の速乾性のあるもので、なかなか良いのですが、個人的にはデザインが
いただけない。
ぶどう糖ラムネは競技終了後に速攻で喰ったので、画像がありません。
【スイム(750m)】
スタートは年齢別にウェーブスタートです。
流れるプールを２周ちょっと泳ぐので、プールの空き具合をみながらスタートします。（当然流れは止めてます）
海で開催される場合は、ウエットスーツ着用義務の大会がほとんどなのですが、この大会は
プールなのでウエットスーツの着用義務はありません。(着てもＯＫ)
私のような初心者でウエットスーツを持っていない人には、ありがたいルールです。
しかし、この流れるプールというのが最悪。
まっすぐ泳ぐと、いずれ壁にぶち当たるのだ。
しかも、全体としては円形なのだが、右へ左へと曲がっており、ヘッドアップといって顔を上げて
泳げないと、どっちへ進んでいいのか分からない。当然ながら、私にはそんなテクニックは無いので
右往左往することに・・・
それよりも、現在位置が把握できないのが困った。
２周とちょっと泳ぐのだが、明確な起点と終点が分からないので、いったい今は何周目で、どのあたりを
泳いでいるのかが把握できないのだ。
息継ぎの際に、周りの景色をチェックするものの、景色を覚えているわけではないので、ほとんど
意味をなさない。
いい年した大人がプールで泳いでいて、まさか現在位置を見失うとは思ってもみなかった。
プールの底にスタート・ゴールを示すテープでも貼ってくれればいいのに。
そんなわけで、自分のペースを守って泳ぐような余裕はまったくなく、いらんところで心拍数を
上げまくってました。
事前に泳ぎに行ける人は、泳いでおくことをお勧めします。
【バイク(20km)】
CBNのレビューなのだから、やっぱりバイクがメインです。
KestrelというTTバイクも持っているのですが、ここは乗りなれたMTBで勝負です。
いちおう、フロントホイールにトライアスロンでは有名はXentis Mark1(ただしMTB用)を投入、
ついでに前日の夜にMrコントロールのミニクリップオンバーを装着して、なんちゃってTT仕様MTBで
挑みます。
トライアスロンだと珍しいエアロフレームやディープリムホイールがいっぱい参加するのかと
思いきや、みんな普通のロードでした。
私みたいに、ちょっと参加してみようかという人が多いらしく、エアロバーを付けているのすら
少数派でした。
私のようにMTBで参戦している人もポツポツといます。
中には小径車という人もいました。
バイクのコースは１周５キロで、４周回します。
自分が何周走ったかの管理は、自己責任なので、サイコンがあった方がよいです。
ついでに、パンクも自己責任。主催者は助けてくれません。
給水も用意されていないので、必要な分は自分でボトルに用意しておきます。
コースはアップダウンはあるものの、激しい坂や長い坂はなく、登り坂は勢いをつけてオラオラッと
脚を回せば昇れる程度の坂です。
ただし、普段サイクリングコースのようなド平坦な道しか走っていないと、終盤はちょっとキツイと
思います。
２０キロとはいえ、他人を風除けにするドラフティングは禁止されているので、単独走行に慣れていなと
思ったよりもスピードが出なかったり、予想以上に疲労する可能性があります。
昭和記念公園を走ったことのある人に、道幅が狭くて追い越しなんて出来ないと脅されていたのですが、
実際はコースの大半は車が対面通行できそうな道幅がありました。
ドラフティング禁止されているせいで集団はできないので、抜くにせよ、抜かれるにせよ、道幅が狭く
感じることはありませんでした。
コースの下見をしていなかったので、１周目は様子見と思いきや、なぜか遅いバイクが抜いてくれと
言わんばかりに、前を走行しているので、調子に乗って抜きまくっていました。(決して、私が速い
わけではない)
すると、案の定、１周目で疲れてきました。
このままだとちょっとヤバイと思ったので２周目と３周目はやや押さえ気味に走りました。
そして、ラストの４周目で残るエネルギーをつぎ込んでやろうかと思ったのですが、そうなるとランが
走れなくなりそうなので、体力を温存しようとしながらも、中途半端に頑張って攻めてみます。
「ふははははは、風を切り裂けXentisホイール！蛙星流奥義、プラシーボスイッチオン」
と脳内麻薬でドーピングしながらペースを上げて、最後は息を切らせながらバイクを終了。
バイクラックの場所までバイクを押して行くのに、走っていきたいところですが、そんな余裕は
いっさい無し。
ランは大丈夫なのか？
私の場合、トランジション区間を含めて平均速度が３１．４キロ。
サイコンを見ていた感覚では平均で時速３３キロぐらいは出てると思っていただけに、ちょっと残念な
結果でした。
バイクの順位は完走者５４９人中２００番ぐらい。平均よりもちょっと良い程度です。
それでも、スイムで３４０位ぐらいだったのを、一気に２２０位ぐらいまでジャンプアップ。
【コラム ビンディングシューズは必要か？】
私は今回ビンディングシューズは使わずに、ラン用のスニーカー＋ペダルクリップで出走しました。
なぜなら、ビンディングシューズだと靴の履き替えが、スイム→バイクとバイク→ランで２回必要です。
しかし、バイクをスニーカーで走れば、靴の履き替えは１回で済むからです。
ここで検討すべきなのは、バイクで２０キロをビンディングで走った時と、スニーカーで走った時の
タイム差が、シューズの履き替え時間よりも大きいかどうかです。
それ以外にも、トランジションエリアからバイクコースまでの往復区間(400mぐらいはあったと思う)を
ビンディングシューズ(または裸足)で移動する場合と、スニーカーで移動する場合のタイム差も考慮する
必要があります。
そう考えると、バイクで２０キロだと、スニーカーでもいいのではないかと思います。
ビンディングシューズを履かないなんて、素人っぽくて嫌だと思う人も多いと思いますが、考慮してみては
いかがでしょうか。
私は自走で会場まで行くので、荷物を減らしたいという理由もあり、スニーカーで参加しました。
【ラン(5km)】
自転車で5kmなんてすぐですが、自分の足で走ると結構あります。
片道８００mのコースを３往復して、最後は２００m余分に走りきるとゴールです。
ランは、バイクと違い給水ポイントが用意されているので、活用させていただきます。
水とスポーツドリンクが用意されており、紙コップを手渡ししてくれるので、どっちが欲しいかを
言わないと、頭から水をかぶるつもりが、スポーツドリンクをかぶってベトベトになりかねません。
（本当になってる人もいました）
その他にも、シャワーで水をかけてくれるポイントもありました。水をかけて欲しい場合は、
自分の方を指差して、水が欲しい旨をアピールしましょう。
ランはコースの両脇で声援を送ってくれる方がいるのが、結構励みになります。
まあ、立ち止まって休みにくい状況とも言えますけど。
私はというとバイクを終えて走りだすと、思ったように足があがらない。
案の定、抜かれまくり。
あぁ、バイクで稼いだ順位がどんどん落ちていく・・・
しかし、２キロぐらい走ったら、なんだか調子が良くなってきました。
調子に乗ってペースを上げると、ゴールまで持たずにいきなりストップしそうな予感がしたので、
余裕を持って走りきりました。
結果はトータル１時間２５分ぐらいでゴール。
順位は全参加者でも、年齢別でも、ほぼ真ん中ぐらいという、なんとも面白みにかける結果でした。
価格評価→★★☆☆☆(トライアスロンは総じて高い）
評 価→★★★☆☆(プールがいまいちだけど、こんなもんか）
＜オプション＞
年 式→2011年
