古代の鯖街道の一つである針畑越を一部利用して、京都鞍馬から滋賀朽木へ抜ける道です。交通量は少なく、一部を除いて路面はまずまず良好。峠あり、田舎道あり、渓流沿いあり、永遠の森あり、のサイクリングです。雨上がりなどは道が少し荒れて、バイクが汚れますが、雨上がりの木漏れ日もまたきれいです。
コースは京都市内→鞍馬→花背峠→久多峠→針畑川→生杉→朽木市場で、85km程度。朽木市場からは、①国道367を利用して京都市内へ自走、②安曇川か近江高島へおりて輪行、②’安曇川か近江高島へおりて国道161を自走、③同じコースをUターンする、などのオプションがあります。どれも良いですが個人的には③が楽しめます。
京都市内から鞍馬街道に入り、くらま温泉から恒例の花背峠TTを行います(TTしなくても良いが)。
花背大布施町へ下り、ゆるい八枡峠を越え、
花背杓子屋町の分かれで久多方面へ。木漏れ日の美しい久多峠のヒルクライムを楽しみ、
何もない久多峠を過ぎて、
久多宮の町に着きます。志古淵神社を左に見て右の久多下の町方面へ行きます。
古い民家群と、
季節によってはお花畑が迎えてくれます。
次の分かれで国道367方面へ向かわずに左折し橋を渡ると針畑川沿いに入ります。小川針畑橋の酒屋に最後の自販機があるので、夏は補給を忘れずに。
逆から見るとこういう小さな橋です。
渓流沿いの道が続き、
渓流センター釣堀の釣り客を横目に見て、
平良の分校跡や
針畑出張診療所を
通り過ぎると、生杉に着きます。
針畑ルネサンスセンターでトイレを借りれるし、時間がたっぷりあればブナ原生林にも寄れます。
国道367への表示に従って右折し、百里ヶ岳への登山口になっている、陽光の明るい小入谷峠を越えて、
いよいよ永遠の森へ入ります。
植林杉林の中で永遠の時間が過ぎます。
運良く永遠の森を抜けられると、景色の開けた集落群を通り抜け、
久しぶりの自販機で補給し、
最後の植林杉林群を抜けて
朽木市場はもうすぐそこです。市場では道の駅やいくつかの店舗があり、鯖寿司や蕎麦が食べられます。
価格評価→★★★★★(←自走ならランニングコストのみ)
評 価→★★★★★(←単に好きなだけです)
<オプション>
年 式→近代化以後?古道は廃道化しているとか。