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[FRONT] CATEYE HL-EL540

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baru  2018-3-19 21:46
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[FRONT] CATEYE HL-EL540
購入価格 ¥4579

CATEYEの電池式ヘッドライト。2011年から2018年現在まで現役でラインナップされている長寿商品です。


■購入動機
2015年のPBP前に購入。基本的にはリチウム電池の充電式ライトで臨む予定でしたが、空港での電池没収リスク・紛失リスクを考えて単三電池のライトも要るのではないかと。

実際にフランスにも持ち込みましたが、ドロップバッグ用のライトとなりました。PBPではルディアックという街を往路と復路の二回通過することになるんですが、そこに予備装備を詰めたバッグを置くことが可能なのです。これをドロップバッグと呼びます。

雨などでメインライトが故障したときのことを考え、ドロップバッグに入れておいたのでした。結局出番はありませんでしたが、その後もブルベやロングライドで出番があります。


■製品概要
実測重量は219g(電池込み)。単三電池4本で稼働します。

モードとランタイムは以下。

 点灯 (ハイ):2時間
 点灯 (ロー):9時間
 点滅:30時間


■使用感
ブルベ・ロングライドで使用しています。主にハンドルではなくハブ軸マウントに取り付けて使うことが多いです。

(1) 配光
手前が暗め、10~20メートルくらい先を明るく照らす配光です。横方向の照射範囲はVoltシリーズに比べると狭いですが、一番路面状態を確認したい距離が集中して照らされるのが本製品の特徴でしょう。また、上方向の配光をあえてカットしており、対向車への配慮が成されているのも特筆すべき点です。

上記の配光は「ROLテクノロジー」と言うCATEYE独自の技術で実現されています。簡単に言えばLEDの光をそのまま前に照射するのではなく、一旦後ろ向きに照射した光を反射させて最適方向を照らすというもの。この過程で上方向の配光がカットされます。

確かドイツの道路交通法である「StVZO」で上方向の配光のカットが定められていたはずで、それに適合したライトを作りたかったのではないかなーと推測しています。同じくドイツで売られているDosunやRoximも同じ配光を採用していますね。

そうした配光なので、上下逆に吊り下げて使うことは出来ません。


なお、横方向へのアピールとして、サイドにスリットが切られています。

(2) 明るさ
いつも通り照度計で計測しました。1m離れた壁の中心照度は以下でした。

 ・ハイ: 4200ルクス
 ・ロー: 1900ルクス
 
参考までに、Volt800の照度は以下です。

 ・ハイ: 5500ルクス
 ・ミドル: 2700ルクス
 ・ロー: 1100ルクス

中心照度のみの比較ならば、Volt800のハイモードの8割ほどの明るさを誇ります。照射範囲はVolt800の方が全然広いんですが、上方向の配光をカットしていないVolt800と比べると限られた光量を有効活用していると言えます。

本製品のハイモードは170ルーメンと言われています。Volt800は800ルーメン。ルーメンというのは光源から発せられる光の総量を指します。照射範囲を絞れば、その範囲だけ同レベルの明るさを実現することは可能なんですよね。Volt800に比べると照射範囲は狭いのですが、実用的な範囲に絞って明るくすることで、単三電池にも関わらず高レベルの照射範囲と明るさを実現しています。

ハイモードならば、真っ暗なサイクリングロードや山道でも十分な明るさがあります。また、このライトは「一定光量」を謳っています。電池の残量に応じて暗くなるのではなく、最後まで基本的には明るさ一定。電池式でこの機能を持ってる製品はとても珍しいですね。

(3) 持続時間
ハイモードで2時間、ローモードで9時間です。ある程度街灯のある道路を走るならばローモードで十分なので、替えの電池が1セットあれば一晩中使える計算です。ただ、部分的にハイモードで使うとなると、結構な量の電池を持つ必要が出て来ますね。

(4) 防水性
私は雨の日には使ったことが無いのですが、防水性は今一つの模様。

(5) 重量・大きさ

本製品の最大の問題点がコレです。デカい。重い。

Voltシリーズ(1200以上を除く)の倍の重量があり、倍の場所を取ります。ハンドルに200gの重量物が付くと、ハンドリングにも相応の影響が出て来ます。サイクルコンピュータとの場所の兼ね合いもありますし……。

と言うことで、本製品を使用する場合には、ハブ軸にライトマウントを取り付けて使っていました。低い位置に付けるので照射範囲は減ってしまいますが、重量と大きさの影響がほぼ無くなるので。

(6) モード遷移
注目したいのは、点滅モードの扱いです。

CATEYEのライトは大抵、以下のようなモード遷移をします。

 ・長押しでスイッチON/OFF
 ・シングルクリックでモード切替
  ①ハイモード
  ②ローモード
  ③点滅

ですが、本製品はシングルクリックでは「ハイモード」⇔「ローモード」を行き来するだけ。点滅モードに入るためにはダブルクリックする必要があります。つまり、意図的にダブルクリックしなければ点滅モードにならないのです。点滅モードを使わないブルベでは、このモード遷移は有難かったですね。全てのライトがこのようなモード遷移になれば私としては理想的です。

(7) その他
やはり単三電池稼働と言うのは大きいです。世界中、どこでも単三電池は手に入りますので。汎用性最強。

専用電池のライトは明るいし長寿命なのですが、何か不具合が起きたらそこで終わりです。その点、単三電池が使えるというのは冗長性という意味で何物にも代えがたい性能と言えるでしょう。


■まとめ
大きさと重量を許容できれば、最強の乾電池式ライトと言っても過言ではないと思います。CATEYEが本気を出して作ったことが随所から読み取れますね。私がブルベを始めた2013年当時はまだVoltシリーズが販売されておらず、周りは皆一様に本製品を使っていました。日本のブルベ界のスタンダードだったと言って良いと思います(今でも愛用者は多いです)。

残念ながら、現在では本製品以外にROLテクノロジーを採用した製品はラインナップ上に無くなってしまいました。ROLテクノロジーは限られた電池容量で明るさを実現していましたが、ライト自体が大きくなりやすいのでしょう(一眼レフとミラーレスでは、一眼レフの方が大きいのと似ている?)。

現在ではリチウムイオン電池で十分な電池容量を確保できるようになりましたし、LED素子も明るくなったので直接照射という方式を取っているのだと推測します。

贅沢を言えば、ROLテクノロジーを搭載した小型のVoltシリーズを出してほしいものですが……。ドイツ仕様でStVZO対応のGVolt80なる製品が出ていますが、レンズだけで無理やり配光を変えているようなので、実現は難しいのでしょうね。


価格評価→★★★★☆(とても安いと思う)
評   価→★★★★☆(大きさと重量以外は理想的なロングライド用ライト)
 
GlennGould  2018-6-13 17:19
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[FRONT] CATEYE HL-EL540
購入価格 ¥4420

6年間使い続けた充電器付のEL540RCを5月に派手に落下させてしまい、残念な姿になってしまったのを機に、充電用ACアダプタ無しのEL540を購入しました。パワー密度、エネルギー密度ともに優れるリチウムイオン電池”18650”の形状を活かした小型化の極みともいえるCATEYEのVOLTシリーズを差し置いて今更、旧型のデカいライトを買ってしまったというわけです。

まぁ~それにしても、派手に落とさなければ一体、いつまで使えたのか??耐久性は十分過ぎるほど、と言ってもよさそうです。

このデカさは少々、古風ではありますが、LED配置といい、一筋縄ではない反射鏡やレンズの造形といい、凝っています。おかげでクルマのライト並みに非常に切れのある配光成型となっており、しかもボルト貫通カム固定タイプの旧式ブラケットが使えて、本体を±10度ほど、いとも簡単に左右に振ることが出来るので、カーブを曲がるときとか、対向者への防眩対策上、とても便利です。

EL540は外部充電回路(ACアダプタ)が付属しない分、EL540RCよりも少しお安くなっています。一方、落として壊れたEL540RCにはもともとACアダプタが付属していたというわけで、このACアダプタをそのまま使って、540の防水端子から直接4本の電池を充電することが出来ます。というわけで、電池はこれまで使っていたニッケルMH単三充電電池をそのまま引き継いで使っています。VOLTシリーズと同じく、EL540も白色LEDを定電流駆動するためのDC-DCコンバータが搭載され、これを使って充電回路も構成します。無論、充電制御ロジックはライト側に搭載されています。


まあしかし、5Vタイプの通常のUSBで充電できないことを考えると、今となってはリチウムイオン電池一発のVOLT300や400に分があることは否めませんが、CATEYEの開発者にしてみれば、おそらくVOLTシリーズの光学系設計において実は「会心の出来」とは思っていないであろうことを(勝手に)想像すると、VOLTが勢力を拡大する現在に至ってもなお、CATEYE開発者の心に、EL540というもう一つの理想が影を落とし、「VOLTの次」の方向性を形成しているような気が(勝手に)します。


いずれ、VOLTと540を止揚するような会心作を世に問うてくれると期待しています。


価格評価→★★★★☆(耐久性100点)
評   価→★★★★☆

年   式→2018?

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