購入価格 ¥4420
6年間使い続けた充電器付のEL540RCを5月に派手に落下させてしまい、残念な姿になってしまったのを機に、充電用ACアダプタ無しのEL540を購入しました。パワー密度、エネルギー密度ともに優れるリチウムイオン電池”18650”の形状を活かした小型化の極みともいえるCATEYEのVOLTシリーズを差し置いて今更、旧型のデカいライトを買ってしまったというわけです。
まぁ~それにしても、派手に落とさなければ一体、いつまで使えたのか??耐久性は十分過ぎるほど、と言ってもよさそうです。
このデカさは少々、古風ではありますが、LED配置といい、一筋縄ではない反射鏡やレンズの造形といい、凝っています。おかげでクルマのライト並みに非常に切れのある配光成型となっており、しかもボルト貫通カム固定タイプの旧式ブラケットが使えて、本体を±10度ほど、いとも簡単に左右に振ることが出来るので、カーブを曲がるときとか、対向者への防眩対策上、とても便利です。
EL540は外部充電回路(ACアダプタ)が付属しない分、EL540RCよりも少しお安くなっています。一方、落として壊れたEL540RCにはもともとACアダプタが付属していたというわけで、このACアダプタをそのまま使って、540の防水端子から直接4本の電池を充電することが出来ます。というわけで、電池はこれまで使っていたニッケルMH単三充電電池をそのまま引き継いで使っています。VOLTシリーズと同じく、EL540も白色LEDを定電流駆動するためのDC-DCコンバータが搭載され、これを使って充電回路も構成します。無論、充電制御ロジックはライト側に搭載されています。
まあしかし、5Vタイプの通常のUSBで充電できないことを考えると、今となってはリチウムイオン電池一発のVOLT300や400に分があることは否めませんが、CATEYEの開発者にしてみれば、おそらくVOLTシリーズの光学系設計において実は「会心の出来」とは思っていないであろうことを(勝手に)想像すると、VOLTが勢力を拡大する現在に至ってもなお、CATEYE開発者の心に、EL540というもう一つの理想が影を落とし、「VOLTの次」の方向性を形成しているような気が(勝手に)します。
いずれ、VOLTと540を止揚するような会心作を世に問うてくれると期待しています。
価格評価→★★★★☆(耐久性100点)
評 価→★★★★☆
年 式→2018?