購入価格 ¥1,575(アマゾン経由の★スターサイクル東京★)
15年来乗り続けたMTBのBB付近から異音が出るようになってから3ヶ月
BBだろうなぁと思いつつも、ペダル軸やらサドルやら週末のたびに弄くってみる…が、異常なし。結局、BB交換を決断する。
妻を説き伏せ10速化のお許しも出たので、サナさんへポチッと注文、パーツも揃った9月中旬ワクワクの移植手術が始まった。
爽やかな秋空の下、外したクランクやRDやらを感謝の気持ちで磨きながら作業は順調に進んでいた…
ところがBBを外す段になってコイツが10速化に向けての妻以上の抵抗勢力であること思い知らされる。
BB抜き工具にかけたモンキーレンチを全体重で踏みつけてもピクリとも動かない。
CRC556を朝晩2回の一週間吹きつけて再挑戦するも1mmたりとも動かない。困った。
打開策を求めネットを徘徊していると…アマゾンのカスタマーレビューに「隠れた名品」と評されたこの一品。
気が付いた時には「ご注文ありがとございました」の文字が見えた。
一週間後に届いた商品はこんな感じ
要はBB抜き工具が、作業時に抜けたりズレたりするのを防ぐ工具
商品パッケージ裏には、「ソケット固定補助工具 BBの取り付け、取り外し作業時にソケット工具をBB軸に固定する補助工具」とある。
向かって右側を四角テーパーのBB軸にねじ込んで使う、向かって左はオクタリンク用らしいが未使用につき使用感は不明。また、日本語の取説も無い。まぁ、それでも常識的な判断で作業を進めればBB抜き工具を挟んで下図のようになるハズ。
ここでBB抜き工具(今回はシマノTL-UN74-Sを使用)にモンキーを掛け一気に踏みつければ外れるハズ。
ところが外れない、っと言うか微動だにしない。そう、15年もかまってやらなかったのだから言うことを聞くはずが無い。
また、いきなりガツンッとやったもんだから肝心のソケットホルダーを少し曲げてしまう。これからは慎重にやらなくては…
そこで、ドライヤーで温めることを思いつき、一旦工具を外し、周辺を10分近く温めた。きっとフレーム側は熱膨張してくれているだろう。再びBB抜き工具とソケットホルダーをねじ込み3分程待つ。BB側が冷たい工具に冷やされて僅かでも収縮してくれればとの期待からそうしてみたのだが、これが功を奏したのかあっさりBBが回ってくれた。(クロモリだからかもしれない)
※ここでひとつ注意。BBが回りだしたらそれに合わせてソケットホルダーのBB抜き工具を押さえている円盤状の部分を少しずつ緩めていかないとソケットホルダーがBB軸から抜けなくなってしまうようです。
外したBBは全体的に埴輪色、ネジ山にもサビだかホコリだかがビッシリと詰まっていたため、ショップでネジ山をさらってもらいました。(工賃は1,800円だったかな?)
この「BBソケットホルダー」が無ければ、自力でBBを抜くことは出来なかったと思う。
ホローテックⅡがスタンダードな感じな上、プレスフィットなんてのも出てきたため、今後廃れて行ってしまう商品なのかもしれないですね。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★