購入価格 ¥3000位
最近ではツール缶という便利アイテムが広く出回るようになって、利用者も少々減少傾向に有るサドルバッグ。
勿論、超大型サドルバッグなどは特定の用途で根強い人気だが、ツール類を入れる程度の容量のサドルバッグは減少傾向に有ると思う。
確かに、サドルレールにボトルケージを増設すれば、ツール缶でもボトルの本数を減らすこと無く装着できるし、ダウンチューブ下にボトルケージを増設するのもよく目にする。
逆にサドルバッグは物を多く入れると重心が高くなりダンシング時にフィーリングが変わってしまうなどの欠点も有る。
しかし、だ。
私は時間を争って坂を登るような豪脚さんではなく、飲食店の営業時間を気にしつつゆっくり坂を登る貧脚さんなのだ。
メトロノームのようなダンシングとは基本無縁。Adagioのケイデンスでじっくりシッティングで坂を登っていく私にとっては、
重心?ははは!サドルバッグで重心が上がろうが私の体重だけでそんなの誤差になっちまうぜ!
という崇高な思想のもと、サドルバッグを愛用している。
え?べ、別に太ってるって訳じゃ、な、無いんだからねッ!
というわけで、別にファンでもないけど地味に信頼しているTOPEAKから出ているサドルバッグである。
上下2段のチャックが目印だ。
上のチャックでバッグをオープン、勿論クローズもできる。
そして下のチャックで容量を増加できる。
上のチャックを全開にすると、ペリカンの口のようにバッグが開いて中の物を取り出せる。
ポイントは全開。見た感じだと7分くらい開ければ取り出せそうなチャックの位置だが、意外とバッグの剛性が高く、手を入れて楽に取り出すには全開推奨だ。
荷室を増量しなければチューブ2本、タイヤレバー、携帯工具、インフレーター、チェーンロック、夢、希望などが入る。
下のチャックを開けて荷室を拡張すれば更に、エアボーン位余裕で入る。
こうなれば出先でも3アウトまで耐えられる。
バッグ自体は先程も触れたとおり剛性が比較的高く、型くずれしにくい。
もし荷室を拡張してもぎりぎりチャックが閉まらない場合は、
チャックを閉めつつバッグの外側から荷室を揉んであげると、閉まる可能性がある。
こんな閉め方をしてもバッグの剛性が強いので開けるときはスムーズに開く。
「安全のためなら見た目の悪さは顧みない」ということで定評のある私も大満足のリフレクターを贅沢にもチャックに縁取るように配置。
横からでも反射してくれるのはありがたい。
防水用のカバーが付いているが、多少の雨ならカバー無しでも荷室内に浸水することはなかったので、まだカバーの耐久性は試していない。
また、雨のライドのあと、跳ね上がったドロなどが意外と簡単に落ち、シミ等にならなかった。防汚性もそれなりにありそうだ。
全体的によく出来てるバッグだと思う。
価格評価→★★★☆☆(高くもなく安くもなく)
評 価→★★★★☆(使いやすいと思う)
<オプション>
カタログ重量→ 152g