上毛三山のひとつに数えられ、徳川埋蔵金でも有名な赤城山を舞台にしたヒルクライムレースです。
JRが主体の観光フェアである群馬ディスティネーションキャンペーンの目玉企画として今年産声をあげました。
2500人という参加定員に、主催者の予想をはるかに超える応募が寄せられたようです。
応募は抽選となりまして、なんとか参加させていただくことが出来ました。
受付はレース前日のみで、検車も行ってくれます。(主にブレーキの部分の検査。下るときの危険回避が目的かと。)
会場にはおもしろ自転車コーナーや物販ブースに加え、トークショーや高千穂遙先生のサイン会もやっていました。
高千穂先生の「ヒルクライマー」という小説が赤城山の自転車レースを舞台にしたものなので、小説の設定がそのまま現実になったのですね。
ネットでは秘境扱いされている群馬ですが、東京からのアクセスも悪くなく、
スタート付近には高速インターもありますので、電車でも車でも来場しやすかったのではないでしょうか。
私も高速道路を飛ばして到着しました。
前橋市内から赤城山山頂までの道路に交通規制をかける関係で、
スタートは早く、6時半から開会式が始まり7時から選手がスタートします。
(山頂で応援をしたい人は更に早く、5時頃から会場から山頂行きのバスに乗り込みゴール付近で選手達を待ちます。)
参加の2500人を第1から第8までの300人ずつのグループに分け、5分刻みでスタートしていきます。
脚に自信のある人や記録を狙いたい人は先のグループに、完走が目標の人は後ろのグループに入ります。
私は初めてのレースなので第8グループからスタートしました。
もちろん完走が目標です。一度も試走は行っていません。ぶっつけ本番です。
タイムはスタートと同時に計測しません。
スタートから1km弱行ったところの道路脇に設置されたセンサーの横を通過した時点で計測が始まります。
スタート付近での事故を防止するためにこのような形にしたのでしょう。センサーを超えてスピードをあげる人もちらほら出始めました。
コースの全長は20.8km、標高差は1313mですが、思ったよりもきつくありませんでした。
完走が目標なので無理に力を入れなかったことが逆に良かったのだと思います。
なによりも、沿道の皆様からの温かいご声援が力になりました。珍しいミニベロでの参加だったので、特にご声援を頂きました。
ロードバイクだけではなくクロスバイクでの参加者も目立ちました。ママチャリは3台くらい見かけました。
知らない参加者の人とも会話が弾み、何人かと言葉を交わしながら先行者を抜いて行きます。
タイムは1時間40分程度の平凡なものでしたが、ママチャリタイプのミニベロだと考えれば上出来だと思います。
ゴール後にはソフトクリームを記念にいただきました。サイクルジャージを着た人には2巻余計に盛ってくれるそうです。
第一回とは思えないきっちりとした運営に感動するばかりでした。
かなり会議などを重ねたことでしょう。
これから大きくなってほしい大会ですし、来年も是非参加したいと思います。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★★ 制限時間も緩いので初ヒルクライムにも最適だと思います。