リムの研磨

購入価格 ￥5000（オイルストーン代金）

メインで使うキシリSLのリムが粗くなった。ブレーキの効きが悪いと体感しパッドの消耗が速い。ブレ取りとあわせてリム研磨を試みた。使用するのはオイルストーン3種（中、仕上げ、チョー仕上げ砥、いずれもアルカンサス）
ネットで見るとサンドペーパー使用が多い。私も別ホイールでペーパーを使った。上手く研磨できたが、欠点が2点。リムサイド、デカールも攻撃するのとアルミの粉が出る（吸い込むと脳血栓になるという「噂」がある）
今度はアルカンサスでやったが、この石は米国アーカンソーで採取される。乳白が最高でなぜか私は2本（写真の左と中央）持つ。写真右の中砥で荒削りして、仕上げ砥で仕上げる。チョーはおまけだがこいつが最後までよく削ってくれた。
結果の写真、研磨前後を上げているので見てください。本当はさらに手間をかけ鏡面まで持って行きたいのだが、暑いので根気がなくなった。
リムの研磨はプロ（自転車屋さん）はやらない。手間がかかる、効果が期待できないなど批判する。しかし効果については自動車のクラッチを例にすれば、あれはピカピカの面があってこそ効果が出てくるのだ。チャリブレーキも同じでリム面はピカピカにしておきたい。
早速取り付け、効果（コントロール性能とストップ効き）を堪能した。
蛇足ながら、乳白のアルカンサスで写真中央の大きさであればX万円する。ヤフオク中古で5000円でかって、Buckナイフの手入れに使っているのを流用しました。
時間とやる気がある方のための整備です。
（１投稿で複数写真を入れられないので、研磨後のリムを別投稿するのでよろしく）

価格評価→★★★☆☆(手間がかかるので年1回）
評　　　価→★★★☆☆(効きが良くなるけど、手間と比べて？）
＜オプション＞
年　　　式→1978年産出らしい
実測重量　590g



研磨後


研磨前です

購入価格 ￥１００円ぐらい(耐水ペーパー代)

ブレーキシューを掃除したりヤスリで表面を整えたり再調整したりしてもイマイチブレーキの効きが悪いな～と思ってレーシング３のリムを見たら表面が荒れてガタガタだったので決行しました。

方法ですが、タイヤを外して#600の耐水ペーパーを水に浸し後は気合と根性で丁寧に磨き上げるだけです。最初、磨耗して凹んだブレーキ面を平に研磨し直した方がいいかと思って適当な板に耐水ペーパーを巻いて磨いてましたが、良く考えたらブレーキシューが馴染んだら一緒だという事実に気付いて普通に手で耐水ペーパーを持って磨きました。私は最初から最後まで手持ちの#600のみで磨いたので時間が掛かりましたが、ちょっと荒いペーパーで軽く整えてから最後に細かいペーパーを掛ければ時間短縮できると思います。

効果は抜群で、ブレーキシューがリムに吸い付くようなフィーリングになり効きもコントロール性も新品状態に戻りました。リムを削った分軽量化に繋がるため悪魔の囁きが聞こえて削りまくってしまいそうになりますが、やりすぎると危険なのであくまでも表面を整える程度で、自己責任で（←コレ大事）お願いします。


研磨後の写真です。

価格評価→★★★★★(自分でやると安い)
評　　　価→★★★★★(効果アリ)
＜オプション＞
リムが大きく磨耗してたら交換へ。
無理は禁物です。作業は慎重にお願いします。

購入価格: ￥1000 (税込) ※耐水ペーパー75円×8枚、ピカール約400円(家にあった)

『リムがきれいになり効きもよくなる。だが作業は大変。デメリットも考えられる』

GIANT SEEK R3を2年近く使ったら、リムの黒い部分が所々剥げてしまった。これでブレーキの効きが悪くなったということはあまり感じなかったのだが、何となくみっともないのでリムを研磨してみた。

120番の耐水ペーパーを使って黒い部分を落とし、240番、320番、400番、600番、800番、1000番、1500番と徐々に細かい目のもので仕上げた。更にピカールを使って、リム表面をピカピカに磨きあげた。

所々剥げていたリムはピカピカになり、ブレーキの効きが良くなって、リムとブレーキの擦る音もしなくなった。部屋でホイールを回してブレーキをかけると、スッと音がフェードアウトすると同時にホイールが止まる。外で全く音がしない。コントロールも効きも申し分ない。

ここまでするにはかなり大変で、何日かに分けて夜な夜なリムを磨いたのだが、あまりに時間がかかるので、正直もうしばらくはやりたくないというのが本音だ。ピカールまで使ったが、もしかしたら800番くらいまででも良かったかもしれない。

途中、リムの研磨を320番くらいでやめたら、リムとブレーキがカサカサと擦る音がかえって大きくなってしまった。これは大失敗したか!?と思ってとても焦った。結局成功したのでよかったが、失敗していたらと思うと…恐ろしい。

また、研磨後はリムに付いているアルミの粉をしっかりと落とさないと、ブレーキシュー表面に銀色の粉が付いてしまう。しっかりとリムをクリーニングしたつもりでも、シューに粉はついてしまった。私は何度もパーツクリーナーと中性洗剤でリムをクリーニングした。

少しとはいえ、リムの表面を削ることになるので、リムの寿命は少し縮まったはず。だから、この作業は頻繁に行なってはいけないと思う。私のホイールは使用感がかなり出てきたので、うまく行けばラッキー、失敗したらホイールを交換するくらいの気持ちで作業を行った。この作業を行うときには、ホイールの寿命、摩耗の度合いをよく考えてからにした方がいいのではないだろうか。

…と、自己責任の作業になるので考えられる注意点は書いたが、個人的にはこのホイールの研磨は大成功で、出来には大変満足している。


価格評価→★★★★☆ (1000円でこれだけキレイになればいい方だと思う)
評　　価→★★★★☆ (見た目とブレーキの効きには満足。手間と摩耗を早めるデメリットで-1)


(奥のホイールが研磨前、手前が研磨途中)


(鏡面とまではいかないが、ものが映り込むくらいに磨くのは大変)