正式名称は何というのでしょうか?
ウェスタンサドルと紹介されている場合もあります。
ともかく、尻尾のついたサドルです。
見ての通り、完全に受け狙いのアイテムです。
しかも、限定品。
まったく何を考えて、サドルに尻尾を生やしてしまったのか?
そして、何を血迷って、こんなサドルを買ってしまったのか?
作ったメーカーもメーカーなら、買った私も私です。
本物の動物の尻尾がついており、これで走っていたら動物愛護団体から石を投げつけられそうです。
(かなり偏見)
石うんぬんは、言いすぎですが、こういうのを見て快く思わない人がいるのも事実なので、
恥ずかしいという以外にも使用をためらいます。
そんなわけで限定品という言葉に誘惑されて入手したものの、扱いに困ってしまって、
コイツの存在は心の奥底にABUSのセキュリティレベル12ぐらいのカギをかけて厳重に封印して
いたのですが、CBNでサドルレビューを募集しているというので、封印を解いてみることに。
今、使わないと一生使わない気がするし。
バイクにつけると、こんな感じ。
うん、やっぱりバカだね。
誰が気にするか分かりませんけど、いちおう穴あきサドルです。
穴の開いた部分から、フェイクファーが生えており、卑猥な印象があります。
卑猥と感じるかどうかはさておいて、あまりにも暑そうで、これで夏に走る気にはなりません。
重量は、当然ながら重い。
こんなもんをバイクの端に付けるなんて、無駄としか言いようがありません。
自転車にカエルグッズを付けて重量増になるのは、気にしない私ですが、これはちょっと気になります。
いや、気になるのは重量ではなく、見た目か。
この尻尾、時速何キロぐらいで、たなびくようになるのか?
気になるので、実験してみましょう。
これで走るのは、初めてピチピチジャージ+レーパンで外出するのよりも勇気がいるぞ。
願わくば、ご近所の人々に見つからないように。
このサドル、もし若者が使っていたのなら、若気の至りでやっちゃったかなと目をつむるのですが、
私のように、そろそろ40歳になろうとかいうオッサンが使っていると、そりゃ動物愛護団体じゃなくても
石を投げつけたくなります。
もしも、私の分身が尻尾付きサドルを付けて走っていたら、後ろから近づいて後輪を思いっきり
蹴っ飛ばしたくなるに違いありません。
そういうわけで、家から近くて、人通りが少なくて、ある程度スピードを出せる場所を探します。
そして、コソコソと隠れるようにして、デジカメを動画モードにセットして、その前を走り抜けます。
分かりにくい検証動画をやっつけで作って、YouTubeに上げました。
http://www.youtube.com/watch?v=FHqIxe1HOzc時速30km
駄目です。まったく、たなびきません。
時速35km
やっぱり駄目。
時速40km
これでも駄目。
結論としては、私の実用速度では、まったくたなびきません。
尻尾の重量があるのと、私の身体が邪魔で、空気が尻尾の方へと流れないのが原因だと
思います。
なんにせよ普段使いするサドルではないですね。
入手できるのであればイベント等で使用するのが、良いかと思います。
ただし、事前にケツを馴らしておくのを考えると、やっぱり使いたくありません。
乗り心地は、軽く乗っただけですが、普通に座れるサドルです。
私のケツは、剛尻なので、あんまりあてになりませんけど。
ノーズにAEROと刺繍がある割には、ノーズが太めで、内腿が若干擦ります。
ひょっとして、尻尾があると、サドル下の空気の流れが良くなって、空気抵抗が
減るからAEROなのか?いやいや、考えすぎだよな。
価格評価→?????(購入価格を記憶から抹消したので)
評 価→★☆☆☆☆(私には使い道が無いがネタとして★1つ)
<オプション>
実測重量 328g