[メーカー] NITTOの対応
2010年9月の話。
NITTOのアヘッドステムUI-5EXを2009年末に購入し、翌2010年9月にバーをクランプしたところ(商品を寝かせスギ!)、何だかヘン。4本のボルトの締め込み具合がまるで均一になりません。安いアヘッドステムではよくある話かもしれませんが、ちょっとNITTOらしからぬ精度。
多忙につきそのまましばらく放置して、その後、調べたところ、クランプ部の寸法が、出ていませんでした。何というか、クランプ部を右から見るとクランプ径φ26用、左から見るとφ26.5用、という感じの不具合で、φ26バーを固定すると、ステムの本体とバーをクランプする蓋側の双方のスレッド軸が直線からずれて、ボルトを穏やかなトルクで締めこむことができません。不良品が流通してしまったようです。購入してから9か月も経っていたので、いくらなんでも小売店に連絡するのも遅きに失している、というわけで、とりあえずNITTOにメールで連絡したのが9月25日(土)の昼間。
すると、なぜか土曜日にも拘わらず、技術担当者から返信が着て、「御面倒ですが、着払いで送ってくださいますよう・・・」とのことなので、ノギス採寸結果の紙を添付して送ったのが土曜日の夜。 NITTOに到着したのが2日後の月曜日で、すぐにメールで連絡が来ました。仕事先でメールをコッソリ確認すると、
「御指摘の通りで、寸法が出ていませんでした。UI-5EXは生産終了しておりますので、UI-85EXを送ります・・・」
ということで、代替品のUI-85EXが到着したのが28日(火)の夜でした。さ・す・がNITTO。製品もよいけど、対応のスピードも半端ではなかったです。ここまで要した時間は、週末スタートにもかかわらず3日と少々。
同封された書面によれば、鍛造成形後の切削加工でのミス、ということで、今後は品質確保に十分注意を払います・・・との丁寧な説明が書かれていました。入念な手作業工程が入ってあの値段ですから、そりゃ、ごく稀に不良品が出てしまうこともあるでしょうし、何かのはずみで流出してしまったのでしょうが、その後の、株式会社 日 東の技術部Sさんの対応は素晴らしいものでした。
ちなみにUI-5EXとUI-85EXはよく見ないと違いがわからないほどそっくりですが、面取り角度やコラムクランプ幅など、微妙に違う商品です。
(結局、UI-5EXをウエムラパーツの安売りですぐに再ゲットしてしまいましたが・・・)
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ところでNITTOといえば、福島県二本松市に工場を持ちますが、東日本大震災による地震で震度6弱から強の揺れを受けたと思われます。工場は大変なことになったのではないか?と推測します。しかし、工場が再開した、と4月上旬頃HPにお知らせがありました。よかった~。
私は日本の製造業NITTOを勝手に応援します!(脱線)
評 価→★★★★★
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