購入価格 ¥2,800-(近所の自転車店)
某近所のヒルクライム用リーサルウェポンとして導入したものです(ホントはコース中の激坂をまっすぐ登るために導入)。具体的にはCS-4600の12-28T(変更前はCS-5700 12-25T)で、これ以外のドライブトレインは5700系の105です。
導入の効果は、試走タイムが1時間7分台から3分台へと約4分向上しました(本番は途中でキャンセルになったためタイムはありません)。
CS-4600 12-28Tを導入したのは以下の理由によります。
まず、CS-5700 12-25Tからの変更が少ないことです。両者のギアテーブルは以下のとおりとなっており、12-28Tは12-25Tから16Tを抜いて25Tの外側に28Tをつけた形になっています。
CS-4600 12-13-14-15-→-17-19-21-23-25-28T
CS-5700 12-13-14-15-16-17-19-21-23-25T
5700系105でこれに近いスプロケである12-27Tは、
12-13-14-15-16-17-19-21-24-27T
となっており、軽い側がよりワイドになっています。いくら僕がへたれだからといっても、28Tが必要になるのは2箇所であり、その他の区間は主に21-23-25Tを使っています。それが21-24Tの2枚しか使えないというのは使いにくいです。
一方、CS-4600の12-28Tは、激坂区間以外は12-25Tと同じように使え、それが足りなくなったときに28Tの出番となるため、精神衛生上も都合がよいです。
次にリアディレイラーの都合があります。僕のリアディレイラーはRD-5700-SSなので、装着可能な最大ギアが28Tで、トータルキャパシティが33Tです。フロントは50/34Tのコンパクトなので(トータルキャパシティ32T)、12-28Tのスプロケはどちらの条件ももクリアしますし、フレームと干渉することもありませんでした。
さらに定価でも3,000円未満という値段の安さも導入のきっかけになったということはいうまでもありません。
ところで、使ってみてどうだったかですが、結論からいうとまったく問題ありませんでした。走行中のギア鳴りはありませんし、シフトもごく普通にアップやダウンができます。さらには、僕が非力だからかもしれませんが、ダンシングしながらのシフトダウンもちゃんとしてくれました。
CS-4600(平均重量329g)はCS-5700(平均重量245g)に比べ約80g重いですが、僕にとっては、重量増より軽いギアの効果の方がはるかに大きかったです。
耐久性は、いかんせんレースまでの1ヶ月ほどしか使っていないので不明です。取り外して掃除をしたときにも、摩耗等は発見できませんでした(当然といえば当然ですが)。
以上をまとめますと、CS-4600(12-28T)は、ヒルクライムにおいて順位を狙わない方が、もう1枚軽いギアがほしい、バテてしまったときの保険がかけたい時に有効な選択肢になると思います。

軽い側7枚は一体構造です やっぱり28Tは大きい!!

身がいっぱい詰まっています
1mmスペーサーは不要です
価格評価→★★★★★ ←なぜこの値段でできる!?
評 価→★★★★☆ ←へたれクライマーにとっては....
<オプション>
年 式→ 2011
カタログ重量→ 329g(実測重量 未計測)