購入価格 ¥4,500円~5,000円(会員割引による)
熊本県南阿蘇を舞台にしたサイクリングイベントです。開催年によってコースが変わったりしますが、
スタート地点から8の字に周回する【Aコース】120km・4峠 【Bコース】70km・2峠 となります。
累積標高は3000m超!これより長く高いコースはあるでしょう。しかし、夏のクソ暑いなか走る阿蘇望の
完走率は70%です。普通のサイクリストのとっては十分なやりごたえを感じられます。
スタート・ゴール地点は屋外劇場アスペクタ。山の中腹にある見晴らしの良い会場です。
Aコース600名・Bコース300名を収容するのに最適な場所ですが、「山の中腹」と言うのが地味にキツイ!
昼食とゴールで戻るちょっとした坂、気力が無い状態で登るので参加者を苦しめる事になります。
50名毎に順次スタートして緩やかなカルデラ内を進んで、1峠目・阿蘇草千里を目指します。
牧草地なので見晴らしと風に揺れる草原が素晴らしいです。標高1100mまで上がれば中岳の噴煙が間近です。
長くダイナミックな下りは観光地と言う事もあって走行には注意が必要です。午前中なので、余裕はありました。
2峠目・箱石峠は涅槃像様の御顔である根子岳を、クネクネと走るので景色の変化が面白いです。
やや標高は低いですが、下りのコーナーが最高に楽しい!アスペクタへの下り基調の平坦路を走れば
前半は終了、昼食になります。豚汁も美味しかったし、名産品であるトマトが凄く美味しい!
バケツで冷やしたトマトに塩を付けてガッツリ食う!これが阿蘇望の楽しみ!
Aコースの人もここで終了すれば無理せずに楽しめます。
3峠目・地蔵峠、別名「地獄の地蔵峠」お地蔵さんは助けてくれません。
森の中の一本道、ひぐらしの鳴き声を聞きながらの暗い気持ちの標高差500mは最高難所でしょう。
後半は10%代の上りが容赦なく続きます。参加者を地蔵の様に動けなくする峠です。
途中、木陰で道草食ってる牛を食うことを考えだすと疲れてるなと感じます。
途中に湧き水・自販機・民家は無いので大会のエイドは助かります。
4峠目・俵山峠は風力発電基地になってます。地蔵峠から800m程下っての細い道を残りの気力で登ります。
遠くの風車が近くになればゴールはすぐそこ!無事に4峠を走破して帰るんだ。
標高は低いけど下りの危険性はトップです。路面は荒れて、コースアウトは谷底となってます。
昨年は口蹄疫防止の為中止、一昨年は雨天の為、峠1本のみでした。3年ぶりの待ちに待った阿蘇望でした。
なんとか完走して6時間42分。遅くても自己満足出来ました。
サイクリングなので順位やタイム測定は一切ありません。無理に飛ばせば危ないコースです。
それでも参加して完走したくなる魅力がこのコースにはあります。ドM限定ですけどね。
大会の誘導・エイドも丁寧で的確な場所にありました。そのお陰で軽装で走れる事がありがたいです。
熊本サイクリング協会に大会案内と、ルートラボのコース紹介があります。
http://www11.plala.or.jp/kca/index.html参加賞はコースをプリントしたバンダナと蕎麦。記念にもなるしヘルメットインナーにも良いサイズです。
本来なら観光したり寄り道して数日かけて見て欲しいコースです。夏場なら水源巡りとかいいですね。
価格評価→★★★★★ 食事は上手いし参加賞も良い物です。
評 価→★★★☆☆ マゾ限定で誰にも参加をオススメできないので。
年 式→2011年 第13回
ギザギザしてサイクリングコースとは思えないorz
ちゃんとしたブレーキと整備をして参加して下さい。