購入価格 ¥1470
いまいちばん気に入っているリア用ライト。上でレビューしたように、サイズと明るさのバランスが秀逸。キューブ状のデザインは現代的で、昨今のカーボンフレームに似合うのは勿論、何故かクロモリフレームにも似合ってしまう。MTBにも似合う。デザインに普遍性があるのだろう。勿論、若干大ぶりな印象もあるので、嫌いな人もいるかもしれない。しかし明るさは文句なしに良い。
このライト、最初の個体があまりに良かったのでその後、他のバイク用にも購入したかったのだが、なぜか海外通販でも国内リアルショップでもしばらく流通が途絶えていた。最近になって東京のショップでまた見かけたので、買ってみたところ、マイナーチェンジがあったらしく、ライト周辺が半透明なプラスチックの枠で覆われていた。発光部がやや少なくなった印象を受けるが、視認性はこの新型のほうがやや良いようだ。
個人的にはマイナーチェンジ以前のもののほうがすっきりした見た目で好みだが、新型も相変わらず優秀ではある。
「マーズクリック」というくらいなので、「クリック」が売りの製品となっている。クリックするライト部はややグラグラする感じがあり、アメリカ的な印象を受ける。
この「アメリカ感」を言葉で伝えるのは非常に難しい。
「どうだボーイ、俺達の新型マーズクリック、カチカチとクリックできてフィールグッドだろ?」
「イ、イェアー。ちょびっとルースっていうか、グラグラな感じはするけど、悪くないライトだよ、ジム。」
「ルース? グラグラ? ほら押してみろよ。ちゃんと光るだろ。モードが変わるだろ。お前はこれ以上の何を求めているんだ?」
「いや、ほら、もうちょっとだけソリッドっていうか、確かなクリック感っていうかさ。そういうのがあればもっと良かったかな、と。」
「・・・・」
「・・・・」
「なあ、お前ちょっと疲れてるんじゃないか。もうライトのスイッチの話はやめにして、ビール買ってシカゴ・カブスの試合見に行こうぜ!」
「あ、ああ・・・オールライッ・・・」
「ビールを飲みながら、野球を観る。どうだ、人生は素晴らしいだろう? ライトのクリック感より野球のほうが大事さ。そうだろう?」
「あ、ああ・・・そうだなジム(汗)」
みたいな感じだ。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★ 新型は若干やぼったくなった気はする