購入価格 ¥8,000-(エントリーフィーとして)
遠路はるばる東京から宮古島まで行きツールド宮古島に参加してきた。
せっかくなのでレビューとして記憶を残しておきたいと思う。
(ちなみに私はロードレース初心者。先頭集団に「半分くらいはついていきたいなぁ」と考える程度のへなちょこだ)
【準備】
なんだかんだで二回目の飛行機輪行となる。
「前もって準備する」
これだけで随分楽になることを学んだ。
一つ注意事項があるとすれば「CO2ボンベは持っていけない」ということだ。
そこで便利なのが
「サイクルショップくるくる」によるCO2ボンベレンタルサービスだ。
http://www.miyako-mssc.com/kurukuru33/index.htmlデポジット金を含み500円でレンタルしてくれ、返却時に250円が返金される。
供えあれば憂いなしとはいうが、少し高い気もするが仕方が無い。
万一自転車関連の道具で忘れ物があったり
移動中に不具合があったとしても、前日に訪ねればここでどうにかなるだろう。
【移動】
関東からは(私の場合)
羽田→那覇→宮古島という経路での乗り継ぎとなった。
自転車の積み込みに関してはオフィシャルツアーを利用すれば問題無いのではないかと思われる。
工具類は機内持込不可なので注意が必要だ(呼び止められた)
【コース】
私の参加した100kmのコースは以下の通り。
島をぐるっと一周。
Garminのデータを信じれば99.5km程度となる。
高低差はそれほどなく難易度はそれほど高くないと思われる。
獲得標高にして600余mほど、最大高度が140m程度だ。
レース、というより完走目的の人もいるようだが、前日にレースでないサイクリング部門もあるのでそちらを利用すればなお敷居は低いだろう。
ただしサイクリング部門の出発時刻は正午(レース部門は午前7時)。
気温的には非常に敷居が高い。
【レース】
(スタート地点)
最初数kmはパレードランとなり、速度は上がらない。
スタート地点から橋を渡り来間島に向かう。
(来間島に渡る橋から見た海)
(来間島から見た橋の全景)
多くの人がここで前に詰めてくる。
途中登りもあり、急に速度も落ち自転車間の距離が詰まったりでの落車に注意が必要だ。
来間島からの往復を終えるとやっとレースがスタートする。
しかし先頭集団はそれほどペースを上げてこない。
早くて40km/h程度、気を抜いてるといつのまにか35km/h程度まで落ちている。
前に出ようと考えても、交通規制がしかれているはずの道は対抗車線から車がばんばん来る。怖い。
(交通規制は左側車線だけだったのかしら)
道幅がそれほど広くも無いため前に出る余裕が一切無い。
途中何度か集団のスピードは上がるも、中ほどまではほぼレースは動かなかった。
そこで問題が発生。といってもツールド宮古島でなく私に。
ということで残念ながら中ほど移行のレポートができない。
ちなみに何度か目の前で落車を目撃した。
このレース落車が少なくない(他のレースを知らないため比較はできないが)。
体調管理を万全にし、注意力を下げないようにすることも間違いなく大事だろう。
水分の補給だけでなくミネラル分をきちんと意識した補給を行うべきだと思われる。
なにより暑さが非常に厳しい(特に今年はひどかったようだ)。完走率が70%を切ったらしい。
というか私はそれで失敗した。多分。
問題が発生しつつもなんとか時間内に完走できたのは、ひとえに「走ってて気持ちのいい島」だという点が大きかったように思う。
だって「走っていたい!」んだもの。
(コース中の写真ではないが、雰囲気を伝えるため)
コース各所に島の方々が応援に見えられている。
島全体がこのイベントに対して歓迎しているような雰囲気が見えなんとも嬉しくなる。
結果に全く満足はできなかったが、また参加したいと思わせるに十分なレースではあった。
【総評】
ロードレースとしてまだ歴史は浅いものの(今回で第4回)
恐らくトライアスロンで培ったであろうノウハウが生きているのか
運営そのものに大きな不備はなく気持ち良く参加できたレースとなった。
何よりこの景色の中を走れることの楽しさったら!
一つだけ改善を願うのは「対抗車線の交通規制」。
交通を完全にストップさせることはできないのかもしれない。
けれどせめて大きな集団が通るであろう数分間だけでもなんとかならないものだろうか。
いつか事故が起こりそうで怖い。
価格評価→★★★★☆(この楽しさが8000円で買えると思えば安い!でも旅費・・・)
評 価→★★★★★
<オプション>
年 式→2011