高速道路を下りずに使えるので便利な道の駅(小布施PA)からスタート
中野市に入りしばらく走るとひたすらまっすぐの道(国道292号)がありTTバイクで走ったら楽しそうです
飯山市に入り国道117号を北上します、市街地を越えて少し進んだところの『花の駅千曲川』で一服、花の駅の名前のとおり千曲川河川敷にはまだ菜の花が咲いており黄色のじゅうたんが見事です
この道の駅の売店には今の時期(5月中旬)ならば 『こごみ』『たらの芽』『こしあぶら』『行者にんにく』 などの山菜が売っています
黄色のじゅうたんで楽しませてくれる菜の花も 『とうたち菜』 として売っていて、ずっしり入った一袋で100円という安さです
ちなみに菜の花は、信州名物の野沢菜を秋に収穫せずにおいたものが冬を越し、春になって菜の花として楽しませてくれるという、食べて・見て・食べて(野沢菜・菜の花・とうたち菜)と3回も楽しませてくれます
とうたち菜はさっと茹でて、からし和えやしょうゆマヨネーズがおいしいこの時期ならではの一品です、この日は普通のグリーンアスパラと珍しい紫アスパラも売っていました、もうすぐタケノコ(根曲がり竹)も並ぶことでしょう
飯山市を過ぎて野沢温泉村に入ると少しづつアップダウンが入ってきますが、それも丁度いいアクセントと感じられる程度です、文字どおり五月晴れの中、新緑の山間の道を走るのは最高です
しばらく走ると『あさがみトンネル』があります、照明はありますがそれなりに長さもあるため中央辺りはかなり暗いです、私が走ったときもヘッドライトを点けずに通過する車がいましたが、こんな阿呆に轢かれたくはないので全部で3本あるトンネル区間は歩道を走行させてもらいました(これがのちに悲劇を呼ぶことになろうとは)
トンネルを抜けると西大滝ダムです、ダム好きな人向けのDVDも出ていますが、この豪快な水音を聞くと確かにダムに惹かれる気持ちが分かる気がします
東京電力の水力発電所でした
ダムを過ぎるとすぐに東大滝橋があり、この橋のからはもう栄村です
3月12日の地震によりひび割れたアスファルトがところどころ出てきます、117号線沿いの住居には大きく壊れた建物は見えません
「もうすぐ県境だけど思ったより壊れた家屋はなさそうでよかったなぁ」と思いはじめた頃その光景は現れました
山積みの瓦礫・・・よく見ると一見無事に見える建物も住めない状態であることを示す『危険』という赤い張り紙が張ってあります
よりによってのどかな景色に似合う、昔ながらの趣きのある家の多くが赤い紙を貼られてしまっています
先日のローカルニュースでは仮設住宅が5棟完成したことを伝えていましたが、避難所で生活する方がまだまだたくさんいることはいうまでもありません
水路にダメージを受けて稲作ができないので代わりにそばを栽培するというニュースもやっていました、微力ながら復興支援のためできることといったら『グルっとまるごと栄村』に宿泊参加かな・・・などと考えながら進むと『森宮野原駅』の案内があったのでそちらに向かいます
駅舎の横に『日本最高積雪地点』の標柱が立っています、雪が降ったあとの作業を普通は “雪かき” といいますが、飯山以北では “雪掘り” と表現すると飯山出身の友人がいっていました
確かにここに来るまでに野沢温泉村辺りから橋の下などにまだ残雪がありましたので、積雪量は半端ないことが分かります
標柱の周囲もヒビ割れがひどい状態でした
道の駅(信越さかえ)に到着です、入り口周辺には最初の道の駅とほとんど一緒のラインナップの山菜が売っています、店内に入ると村の特産品の猫つぐら・桐下駄などが売っています
昔から猫つぐらを見るとちょっと欲しくなるんですが、猫を飼う予定も無いし家族の反対は明らかなので今回も眺めるだけです、さてアイスを食べて引き返しますか
左のボンバーマンの頭みたいなのが猫つぐらです
悲劇は帰路の最後のトンネルを抜けたところで起こりました 「トンネルも抜けたし車道へ戻ろうか」 と思ったそのとき・・・パァン! プシュ~~~~ 絵に描いたようなパンクの音でした
止まって確認するとガラス片で5mm×5mmのV字形に裂けている状態 『まだ200kmしか使ってないLITHION 2がぁぁぁ!!!』
この写真の次のトンネル出たところは気をつけろ!(もう遅い
今回のコースは片道が50kmの往復100kmですが、景色を楽しみながらだと『あれ!?もう着いたの?』という感じだと思います
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=bf65d2ab8c7a4d58d85c446bb0545245評 価→★★★★★(トンネル内はご注意を)