[タイヤ工具] TipTop チューブレス&クリンチャー用リペアキット
購入価格 ¥1200
神崎川沿いのサイクリングロードを走行中、後輪に金属が突き刺さった。 タイヤは Hutchinson Fusion3 1000kmほど走行済み ホイールはシマノ WH-6700 刺さったときは、小さなショックがあったのみで、異常を感じず、 2kmほど走ったところで、ホイールの周期に合った異音がするので、 ブレーキシューでも擦っているのかと思い停止して調べたところ、タイヤに何か金属片が刺さっているのを発見した。 当時は金属の大きさなど判らず、直径1mm程度の何かがタイヤに刺さっていることが判った程度。 タイヤ表面には見えている金属の端からシーラントが滲んでいた。 適当な工具を所持していなかったので、やむを得ず刺さったまま自宅まで自走した。 7kmほど20km/h程度の速度で走り、大きな問題は無かった。
帰宅後、タイヤの圧力を測定したところ4berほどあった。 そして、ラジオペンチで引く抜こうとしたが、うまく掴めず、金属をタイヤの中へ落としてしまった。 せいぜい10mm程度の金属を拾ったと考えていたので、 特に補修せず、試しにタイヤの圧力を上げたところ8berまで入れて空気漏れも無かったので、シーラントの能力を信じ、7berまで下げて、翌日130kmほど走った。 途中で、圧力が低下していることに気付いたが、ちょっと重く感じる程度で走れたので、このまま走り切った。 このとき携帯ポンプは装備しておらず、CO2を一本持っていたが、状況がさらに悪化してスペアチューブを使う羽目になることも想定して、持ち続けたのだ。 帰宅後、圧力を測定したら4berまで下がっていた。 再度、空気を注入したところ7berまで漏れも無かったが、8berでプシューとエアーが噴き出した。
シーラントだけではダメだと悟り、パッチを当てることにする。 タイヤをホイールから外したら、刺さった金属を発見した。 異物の大きさは想像を超えていた。 鉤状で全長35mm 太いところで3mmもある。 これだけ大きな異物が細いタイヤに刺さり綺麗に入り込むことに驚いた。 同時に、こんなもの路上に置いた奴に殺意を感じた。
手元に一般用チューブのパッチしか無かったのでこれで修理を試みたが、パッチは貼りつかなかった。 廃棄するつもりの古タイヤが手元にあったので、何が張り付くか試してみた。
一般チューブ用パッチ+ゴムのり ダメ Panaracerイージーパッチ OK シューグー (靴底補修用樹脂) ダメ セメンダインスーパーX+一般用パッチ △
このままイージーパッチで直してしまうことも考えた。 これでチューブのパンクを直すと、空気を抜いたときにパッチがシワシワになり、 再度空気を入れたときにシワシワの隙間から空気が抜ける現象があるのだが、 TLタイヤ+シーラントなら多分、”問題なし”と考えた。 しかし、本件では色々ケチが続いているので、ここは確実な手段で行こうと決断し、 TL専用パッチを購入した。 購入したのはTipTopのTL&クリンチャー用リペアキット。 1200円もするのにパッチが3枚しか入っていない。 これに入っている”スペシャルセメントブルー”という接着剤がミソらしい。
マニュアルとおりに糊を両面に塗り、十分に乾かして、思いっきり力を掛けて張り付けた。 値段の価値はあり、一発でバッチリ張り付いた。 タイヤをホイールに嵌めて、8berまで入れて、3日間が経過したが、今のところ空気漏れは無い。 週末に近所を20~30km走って最終テストとする。
結論:本件で学んだこと。 0、TLタイヤとは言え、パンクするときはパンクする。 1、TipTopのリペアキットは有効である 2、Panaracerイージーパッチも有効そうである。 3、シーラントはかなり有効である。3mmの穴が空いて、異物が刺さったままでも10km程度は走れることを体験した。 4, 難易度が高いと言われるTLのタイヤ嵌めだが、3度もやるとコツを覚え、タイヤレバーなしでも出来るようになる。 ビート上げも携帯ポンプでなんとかなる。ゆえに、次回から常時携帯工具類よりスペアチューブを省く
価格評価→★★★☆☆ 評 価→★★★★★
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