購入価格 ¥合計200円ちょい
スターファングルナットの圧入。
専用工具を買うほど頻繁に行う作業でもないし、専用工具でも、意外と斜めに圧入してしまう失敗のリスクもあるとか。
これは時間がかかるけど確実に挿入できる方法として紹介します。
〈準備するもの〉
M6長ネジ 鉄製のものなら30円前後で手に入る。
M6ナット 長ナットの方が操作性が良いかも。写真のようなのだと10円しないくらい。
適当なワッシャ 数枚 添付した写真は真横から撮った上にボケブレなので分からないが、径の違うワッシャを2枚重ねしている。
ゴムシート、木材に穴を開けたものなど養生材 ここでは厚さ2mmのゴムシートを使っています。フォークブレードにも何か養生をしておくべきです。
使用手順はこんな感じ
1.スターナットを長ネジの一端にねじ込む。「傘」の頂点からねじ込む感じ(下図参照)。ネジの頭が完全に飛び出るまでねじ込みましょう。最終的にかなりトルクのかかる作業です。
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∨ ←スターナット
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| ←長ネジ
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2.長ネジをフォークコラム上部から挿入。クラウンの下から長ネジが頭を出さない場合は、長ネジ2本をナットで締結するしかないかも。
3.クラウン側から養生材、ワッシャ、ナットを挿入し(写真)、レンチでナットを回して締め込んでいく。結構なトルクを必要とし、ねじ込み量が多いです。締め込みに使うレンチは最低でもメガネ型、できればラチェットレンチがいいでしょう。
トルクが上がっていってもなかなかスターナットは入り始めず、けっこうヒヤヒヤさせられますが、
一端「花びら」が座屈してコラム内に入り始めれば、あとは流れで。
そこまでたどり着く間に、嫌でもスターナットのセンターは出ているので、斜めにセットされてしまう失敗も起こり得ないように思います。
価格評価→★★★★★(手間とのトレードオフ)
評 価→★★★★☆(カーボンフォーク向けではないかも)