購入価格 \28000程度
# RR585 は CRC で購入しています。
前回 OpenPro の手組みに初挑戦し、その結果に満足できなかったので、
また新しいホイールを組むことにしました。
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https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=8275&forum=30では、仕様の説明をします。
○ Front
- 20H ラジアル
- DT SWISS Revolution 2.0/1.5
- テンションは 120kgf を越えないように。
- TNi エボリューションハブ
○ Rear
- 20H クロス 4 本組みイタリアン。
- DT SWISS Champion 1.8
- テンションは R 側が 120kgf を越えないように。
- L 側は 50kgf を切らないように。
- TNi エボリューションハブ
リアのスポークは Revolution にするか Champion にするか迷いましたが、
20 本で Revolution はちょっと不安だったので、念のため Champion にしました。
リム、ニップルは Front, Rear 共通で以下を使用しました。
リム: DT SWISS RR585
ニップル: 真鍮
以下、所感です。
前回の OpenPro のときに、センターのズレが取れなかったのを反省し、
今回は 1 点変更を加えてみました。
その変更点とは、L 側のアヤをとらない、というものです。
アヤをとらないといっても、L 側をラジアル組みにしている訳ではないです。
L 側もクロスなのですが、アヤをとっていません。
一般的なアヤを 1 個所とる 1 クロス、
アヤを 2 個所とる 2 クロスがありますが、
今回はアヤをとらない 0 クロス(?)です。
アヤをとらないことで剛性が落ちるという話があると思いますが、
L 側ラジアル組みがありなんだから、
0 クロスもありなんじゃないかと思っています。
なお、この対応の影響かどうかは微妙ですが、
今回はかなりの精度でセンターが出ています。
で、最も肝心な性能ですが、
またまた WH-RS20 との比較を基に簡単に書いてみました。
ちなみに今回は Anchor RFA5(2011) に装着しています。
○ 重量は 100g 軽い
まず重量ですが以下のようになっています。
RR585+TNi evo => F:763g, R:958g (リムテープなし、QRなし)
WH-RS20 => F:789g, R:1085g(リムテープあり、QRなし)
OpenPro+105 => F:767g, R:980g (リムテープなし、QRなし)
この通り、WH-RS20 と比べると前後合わせて約 100g ほど軽くなっています。
OpenPro+105 よりも 20g 程軽いです。
ちなみに RR585 のリム重量は前後実測 576g, 576g です。
OpenPro は 実測 444g, 433g でした。
リム重量は圧倒的に RR585 が重いですが、
ホイールの重量としては RR585 の方が軽くなりました。
105 ハブと、スポーク 32 本がいかに重いかが分ります。
ところで、皆さんお馴染みの WH-R500 のリム。
この重量を御存知でしょうか?
ホイールの重量は知っていても、リム単体の重量を測ったことがある人は
少ないのではないでしょうか?
私が測ったところ、リア側のリム重量は次のように 517g でした。
WH-R500 => R:517g
なんと RR585 の方が重いです。
ここまで重いとちょっと笑えます。
なお、リムが重いと漕ぎ出しが重いのではないかという疑問があるかと思いますが、
私には特に感じられませんでした。
そもそも私はスロースターターなので、
漕ぎ出しに関しては気にしないタチなのかもしれません。
○ 巡航性能がアップ
巡航性能は WH-RS20 と比較して明かに向上しています。
+3,4km/h は間違いないかと。
無風での平地巡航では、40km/h 程度まではぬるぬる加速します(褒め言葉)。
表現が分かり難いかと思いますが、
加速しているつもりはないのに、いつのまにか加速している感じです。
ただ 40km/h を過ぎたころからは、そういった効果は感じられません。
もちろん意識して加速すれば、素直に加速してくれます。
なお、速度維持も楽です。
これがリムの効果なのか、それともハブの効果なのかは不明ですが、
面白いホイールに仕上がりました。
○ 剛性について
リアのスポーク 20 本はちょっと心配でしたが特に問題はなさそうです。
平地を 50km/h で走る程度では剛性不足を感じません。
これなら Champion 1.8 でなく、
Revolution でも問題ないのではないかと思います。
まぁ RIM Height 30mm で重量 585g という仕様なので、
リム剛性がかなりのモノであると考えられます。
○ まとめ
今回はエアロ効果を意識してホイールを組みました。
# スポークはエアロ形状じゃぁないですが。。。
エアロ効果が効いたかどうかは不明ですが、
巡航性能は間違いなく向上しています。
この価格でこの性能であれば、十分人に進められるホイールだと思います。
ただ、やはり今時のホイールと比べると重量があるので、
今度は軽量ホイールを組みたいと思います。
# 前回と今回を合せると \50000 を越えている。。。
# 海外通販ならミドルレンジのホイールが買えるが、
# それを考えたら負けなんで考えないことにする。
価格評価→★★★★☆(国内の RR585 価格は高過ぎ)
評 価→★★★★☆(平地巡航用と考えればかなり使える)